1月に入っての玉置講演記録(1日から22日まで)

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 メモ的な記事。

1月12日 姫路市初任者研修講演「子どもとともに創る授業の心得と技」(オンライン)

1月13日 朝霞市校長会研修会講演「働き方改革時代の校長のためのスクールマネジメント」(オンライン)

1月14日 東栄町立東栄小学校研修講演「スクールライフノート 心の天気・学びの天気のよさを語る」(オンライン)

1月15日 伊丹市立総合教育センター主催授業力向上講座(算数・数学)講演「算数・数学における主体的・対話的で深い学び」(オンライン)

1月19日 愛日校長会研修会講演「コロナ禍であっても新学習指導要領を教室で実現するために」(会場からオンライン)

1月21日 小牧市立味岡小学校にて指導助言(現地にて)

 写真は愛日校長会研修会での様子。

2021年1月22日仕事日記

 喫茶店経由、愛知県自治センターへ車で移動。

 10時から「第四次愛知県教育振興基本計画(仮称)検討会議」開始。最終案について意見を出しあい、最終回なので、各委員が3分間ほど今後のことを踏まえてこの計画が実行されるにあたっての考えを述べるという流れ。

 僕は「意味の喪失」という言葉を提示して、これまで行ってきた教育活動それぞれについて意味を考えることが重要となってくる。そのための指針がこの計画になるという考えていること。またGIGAスクール構想が前倒しになって今、5年間の計画を県として掲示する意義、特にBYOD、CYODを入れ込んだ価値などについて発言。

 大学へ移動。途中で久しぶりの外食。13時45分ごろ研究室着。約束の二人のゼミ生来研。相談に乗る。この時期ならではの仕事に集中。教務課へ行き、処理の確認。

 16時15分ごろ大学を出て帰宅。しばし休憩。

 18時30分から19時45分まで静岡市数学の会主催のオンライン・武藤寿彰先生提案の数学授業づくりを聞き、「理想の授業」について確認を含めた質問。ゼミの関係でzoom途中退席。

 20時から22時近くまで、6期生・7期生との交流会に参加。「僕はどうしたらいいの?」と質問すると「先生も一緒に加わりますか」という返答。ならば(笑)と参加。

 研究室HP記事は岡崎市立額田中学校長と研究主任から学ぶシリーズの第2弾。6期生の松浦さん、名桐君が彼らの視点でしっかり書いてくれた。学生らしい視点だからこそ、皆さんの役に立つはず。ご一読を。
 
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1月15日 額田中質問会での学び(6期生 松浦、名桐)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は1月15日に行われた額田中学校の北村校長先生、研究主任の永井先生からの学びについてまとめます。

 額田中学校はCRSというスローガンのもと、学び合い、子どもが主体的に取り組む授業作りを目指しているそうです。今回はそのような学校現場で働いている先生方に質問させて頂ける貴重な機会でした。私が先生方に質問したのは、「学び合いが教え合いにならないか」と「評価について」です。この記事ではこの2つについて詳しく書きたいと思います。
 
 1つ目の「学び合いが教え合いにならないか」という質問に対して、先生方は教え合いも含めて学び合いであると仰っていました。ただし、そればかりではいけないとも仰っていました。教え合いだけにならないように心がけていることは、グループを固定しないことだそうです。

 グループでの学びを重視しようとすると、教師は効率や授業展開のことを考え、ついどのグループにもリーダーになるような子を1人は入れようとしてしまいがちです。しかし、これをしてしまうと「できる子」と「できない子」が決まってしまい、教え合いのみの授業で終わってしまいます。グループを固定しすぎず、適当なグループで行うことで、そのグループ内でのベストな答えを出せるように、分からないなりに頑張る姿が見られると仰っていました。そのような姿が見られることが、学び合いの目的なのではないかと私は思います。また、グループ内で立場が固定されないようにするために、教師の声も大切です。子どもたちの様子を見ながら、ふとした発言を拾ったり、気付きの場を意図的に作ったりするような教師の工夫も忘れてはいけません。そのためには、やはり入念な教材研究も必要だと分かりました。

 先生のお話から、全員参加の授業を作るためには、このような様々な視点からのアプローチがあることを学びました。
 
 2つ目の「評価について」では、学び合いをすることで、テストではなかなか見えない思考力・判断力・表現力などが見えると仰っていました。それをそのまま評価に活かすことは難しいかもしれませんが、毎授業の振り返りの積み重ねで子どもたちの実態を掴むことが大切だと教えて頂きました。私は評価は、テストや提出物で決める印象がありましたが、自分が評価をする立場になった時は、振り返りや授業に向かう姿勢などもしっかりと評価に取り入れていきたいと思いました。 
 
 この2つ以外にも、たくさんの質問に真摯に答えてくださって、多くの学びを得ることができました。今回の学びを実践に生かしていけるように頑張ります!貴重な機会をありがとうございました!(松浦)


 こんにちは。6期生の名桐です。先日、額田中の先生方のご協力のもと、ゼミ生の質問会が開かれました。そこで、実習の時に私自身の課題として指導を頂いた、グループ活動を挙手の道具にしないためにはどうするべき?という質問をしました。すると、先生方から「子どもたちは挙手はしなくてもいいんだよ」というアドバイスを頂きました。

 確かに、実習中含め、私はグループ活動で学んだことを挙手をして全体に共有させることばかり考えていました。その方が、主体的な学習ができるのでは?とぼんやり考えていたからです。しかし、挙手制にするとお客さんのようにボーッとする子が増えてしまいます。だからこそ意図的指名をして、子どもたちの言葉を繋いでいくんだよというアドバイスを頂きました。言葉を繋いでいくということは、そういった角度から考えることもできるのか!と、とてもスッキリした瞬間でした。

 この他にも、たくさんの質疑応答が行われ、充実した時間を過ごすことができました。最後に、やはり現場で活躍されている先生方の言葉には重みがあるなと実感しました。いくら自分たち学生同士で考えていても、なかなか辿り着けない境地にいらっしゃるんだなと痛感しました。今こそ、「大人」に頼り、「子ども」である自分に磨きをかけていく必要があると思いました。

 今回、このような機会を頂き、玉置先生をはじめ、額田中の先生方に感謝致します。本当にありがとうございました。(名桐)

※写真は林文通先生から提供していただきました(玉置)
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2021年1月21日仕事日記

 今日は終日、小牧市立味岡小学校での指導助言。

 8時20分ごろ学校着。校長先生としばし懇談。8時45分から1時間目、13学級の授業を参観。9時40分からの2時間目は、15学級参観。同伴していただいた、愛知で言うところの4役の先生方に気づきをつぶやきながらの参観。

 10時45分からの3時間目は1年生の算数特設授業。11時40分からの4時間目は4年生の算数特設授業。13時25分からの5時間目は5年生の国語特設授業。

 先生方が14時45分から15時45分まで研究協議会。その後の全体会で僕が先生方に話す。16時40分ごろ終了。校長室で特設授業の先生方に直接助言。質問もいただき、すべてが終了したのは17時30分ごろ。どっぷり授業に関わった1日。

 体力的には疲れを感じたが、精神的にはまったく疲れがない。というのは、どの学級も工夫された授業をわずかな参観時間でも見ることができ、これまでの自分の主張を確証できたこと、多くの新たな知見ももらうことができて、とても有り難い1日。

 市内のICT研究校として、すでに端末が入っているが、多くの学級でごく自然に使われていること(例 使い方を説明している場面なし)を目の当たりにできたことも、文部科学省のICT教育アドバイザーとして大収穫。これで他校などで具体的使用例として話ができる。

 もうすぐ正式に世に出る「授業アドバイスツール」は、やはり秀逸。子どもたちの学びの姿を動画で簡単に記録できて、僕の講演でフル活用させてもらった。ただし、iPhoneからプロジェクタ音声出力ができず、大汗。みなさんのお知恵でなんとかできたが、やはり相性の問題なのか。これだけは解決したい。

 帰宅。たくさんのメールが届いていて、有り難いことに朝霞市校長会から拙著15冊注文、一宮市立今伊勢小学校からは24冊の注文。いやあ元気が出る。

 ラクイチコラムのことで戸田さんと電話でやりとり。大学からの連絡メールを印刷して熟読。

 研究室HP記事は「1月15日 額田中学校 北村校長先生・永井先生からの学び」を今井さん、下野さんが発信。7期生で本格的ゼミを行っていないのに、これだけ書けるとは!ぜひお目通しを。

 味岡小学校HPでは、今日の僕の指導助言が記事でアップされている。今日のことを今日発信するのは、こちらでは当たり前の姿。全国的にはこれが珍しいのが残念。

1月15日 額田中学校 北村校長先生・永井先生からの学び(今井・下野)

 こんにちは!7期生の今井美羽です。本日は額田中学校の校長先生、研究主任の永井先生にオンラインで質問会を開催していただきました。自分の小学生、中学生時代を振り返ってみても、校長先生と直接お話することは無かったので、今回校長先生に、質問させていただけるということで、少し緊張しました!!!!!
 
 沢山質問させていただき、沢山の学びをさせていただきました。その中から今回私が特に印象に残ったことについて取り上げ手お話したいと思います。
 
 それは、子どもたちは皆「学びたい」「分かりたい」と思っているということです。今回質問会を開催していただいた額田中学校では、一斉授業ではなく、グループによる「学び合い」を重視した授業を行っています。このことを玉置先生が共有してくださった新聞記事で読んだ時に、失礼ながら、私は、本当に上手くいっているのだろうかと疑問を抱いていたのです。

 自分の過去の経験から、グループ活動は一部の人だけが行って、グループの中の数人は全く参加しないというイメージを持っていたからです。でも、今日の質問会で実際の「学び合い」の授業のやり方などのお話を、校長先生や永井先生から聞かせていただいて、少しでも疑いの感情を抱いた自分をぶん殴ってやりたいと思いました。グループ活動に全員が参加するには、子どもが食らいつく様な教材、問いを提示すること、そして、子どもたち一人一人に授業で活躍の場をつくってあげることが大切であるということが分かりました。面白い教材だったら、子どもたちは自然に参加してきます。さらに、活躍したいから積極的に学び始めます。最後は、グループ全体で追究した達成感を得るという、この体験を積み重ねていくことで、さらに学びたいと子どもが思うのだということを学びました。子どもたちは皆「学びたい」「分かりたい」と思っていて、そこをどう引き出すかは、教師の腕にかかっているのだなと思いました。
 
 改めて、額田中学校の校長先生、研究主任の永井先生!お忙しい中、私たちのためにお時間を頂きありがとうございました。また、先生方と私たちを繋げてくださった玉置先生ありがとうございます。玉置ゼミの先輩方とも初めて一緒に学ばせていただき、嬉しかったです。ありがとうございました。

p.s.玉置先生のZoomに初めて参加しましたが、玉置先生のカメラの画質がとてもキレイで驚いておりました。とても良い機材を色々使われているのだろうな〜と思いながら(笑)
先生の後ろにあるものも鮮明に映っているので、何が置いてあるのかな〜と、質問会に集中しながらも、すごく気になってました。(今井)


 こんにちは、7期生の下野です。1月15日に額田中学校の北村校長先生、研究主任の永井先生から、「学び合い」について沢山の貴重なお話を伺いました。

 先輩方の鋭い質問や、同期の率直な質問を通して、私は、「学び合い」を「子ども達の居場所づくりである」と位置づけました。
 
 学校は、学びの場です。ほとんどが授業等の学びの時間で構成され、それ等に付随し部活動、委員会活動、友達関係での悩み等が子ども達の世界には取り巻いていることでしょう。「学び合い」の主旨は、「みんなで授業をみんなで分かるようにする」。「みんなで」とありますから、誰かが一人ぼっちで考えることはありませんし、教師が「意図的指名」を行う等、子ども達其々が活躍できる場を与えるといったテクニックでみんなが活躍することができます。つまり、子ども達にとって「授業が居場所」となるわけです。
 
 「学び合い」により、学校の大方を占める授業が自分の居場所となる。それは、とっても素敵なことです。「学び合い」の中で友達と話す機会が増え、協力していくことが定着していくと、自己有用感や自己肯定感、協調性等の社会性を育むといった面も期待できるかと思います。しかし、これは後から見て自ずと付いてくるものです。蓋を開けてみれば、こういった力がついていましたというものでしょう。では、「学び合い」において一番大切なこととは何か。それは、「授業から学校を楽しい」と子ども達が感じてくれることです。授業が自分の活躍の場となり、居場所となる、「学び合い」にはそういった意義があると私は捉えました。

 7期生として、初めて先輩方と今回のZoom説明会にご一緒させていただきました。前述した通り、先輩方の鋭い質問は7期生の私にはまだまだ思いつかないものばかりでした。先輩方の着眼点、事例の深め方に感銘を受けるとともに、自分の未熟さを痛感しております。子どもの実際を知る機会がめっきり減ってしまったコロナ禍で、こういったオンラインという形で、子どもの事を知る、そして教育を考えられることに感謝しなければならないと感じた説明会でした。

 今私に出来ることは、まずは、「学び合い」について自分が教育実習ではどんなことに取り組みたいか課題意識を明確化することです。そして、視野をまた一段と広げられるよう今回もまたしっかりと出力し、得た知見を自分のものとできるようしたいと思います。

 改めまして、額田中学校の北村校長先生、永井先生、またこの様な機会を設けてくださった玉置先生、ご一緒させていただいた先輩方、そして同期の今井さん、本当にありがとうございました!(下野)
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雑誌掲載200本を超える(玉置)

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 本サイトのプロフィール欄には、大学人になってからの雑誌掲載記録をその都度アップしています。

 大学人6年目を過ぎようとしている現在、200本掲載を超えました。

 200本目は小学館総合教育技術で連載させていただいている「笑顔でつくる学校づくり」の第22回「『いいとこみつけ』で教職員が子どもと保護者につながる」でした。よくぞ!こんなに書いてきた!と自分で自分を褒めているところです。(玉置)

2021年1月20日仕事日記

 7時30分ごろ家を出て大学へ向かう。8時20分ごろ研究室着。久しぶりの研究室。いつものルーティン。

 さっそく卒論提出&製本依頼ができるように作業開始。始めてみると予想より大変。下宿生の生田君に依頼。早々に研究室で来てくれた生田君に手伝ってもらう。

 9時45分から和田裕枝先生をゲストに招いての「特別ゼミ」。5期生は全員参加。7期生は5名参加。和田先生、僕を入れて21名の2時間ゼミ。僕の仕事は素晴らしい人に出会わせること。今日は最高峰レベルの人との出会いを作ったと自負。「学びの天気」にはしっかりと記録あり。順次紹介していきたい。

 再び卒論提出作業。生田君にも再び手伝ってもらい、教務課へ無事提出は13時30分。

 宮野先生来研で、僕の伝達不十分を感じて、教授会でもう一度説明することを決意。

 14時から教授会。実習委員長として多くの報告。続けて審査教授会。17時頃終了。

 研究室で「学校ふれあい体験レポート」を点検して、データ入力。学部長来研で、ある案件について話し合い。再びデータ入力。完了でとりまとめをしていただける加藤先生に送信。他に提出すべき文書を整えて、時計を見たら20時過ぎ。考えてみたら昼食もとっていない。帰宅途中で外食しようと思ったが、緊急事態宣言を受けて20時に閉めている店が多く、自宅まで我慢。

 遅い夕食。メールチェックで要返信が多くてその作業。

 研究室HP記事は金子さんの「学校へ行けない僕と9人の先生」の感想を発信。すでに棚園さんから感想をいただいている記事。あらためて思うことはどの学生にも何かしら考えて伝わる要素がある漫画だということ。

 プロフィールの主な原稿掲載が200本を超えた。たくさんの機会をいただいていることに感謝。

 研究室HPトップページは和田先生とのワンショット。みんなとても良い表情。充実した時間だったからこそ!

「学校へ行けない僕と9人の先生」を読んで(金子)

 こんにちは、6期生の金子です。

 最近、コタツを購入しました!ひとり暮らしを始めて3年目が終わろうとして、あと2回冬を越すだけだ、掃除も面倒になるし、コタツはガマンガマン!と思っていましたが、寒さには負けました。(笑)足にしもやけができてしまい、真っ赤に腫れた足を見ていたら、こんなになっているのに何を渋っているんだ!?と思えてきて直ぐに購入しました!今はコタツでミカンやアイスを食べるのが小さな幸せです!!

 さて、玉置先生から、棚園正一さんが著された「学校へ行けない僕と9人の先生」を貸していただきました。

 このお話を読んで、学校ってどんなところなのだろうと考えました。私にとっては、楽しい思い出もあり、涙を流したりもした場所です。そしてそのすべてに友達、先生、家族が関わっていました。また私自身、勉強が苦手などの自分自身のことよりも、周りからの評価や関わり方についての方が悩みをもちやすいです。

 学校には多くの人が存在し、関わっています。全ての人間が同じ思いになることなど不可能です。ですが、だからこそいい意味での面白い場所なのだと思います。そして、その面白さは受け止めることから生まれ発展すると、漫画を読んで思いました。主人公が、わからないと言ったことを担任に否定される場面があります。クラスメイトに笑われる場面があります。わからないから学び合うそれが面白い、違う考えに触れるからこそ面白い、そういった事が大切にされるべき視点ではないかと思いました。私は、子どもたちの考えを、よく言ってくれた!面白い!と受け止め、そこからまたはじまる展開にこれが面白い!と感じられるようになりたいと思いました。

 このお話を読んで、高校生のときの先生が、「置かれた場所で咲きなさい」という話をされたのを思い出しました。失敗したとしても自分の価値が下がる訳では無い。その状況でどう考え、どう生きるかによって自分が決まるのだと、漫画を読んで感じたことが先生の言葉とも重なりました。振り返ってみると、後悔したことも今では大切な思い出で宝物です。それの経験があるからこそ今の自分があります。子どもたちにとって学校がそんな風に思える場所になったらいいな、と考えさせられました。

 著者である棚園先生、貸してくださった玉置先生、学校について深く考える機会をいただきありがとうございました。(金子)

※写真は林文通先生から提供いただきました(玉置)。
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2021年1月19日仕事日記

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 今朝はいくつかの連絡から。slackとメールの両方使い。

 10時から長崎市教育委員会とmeetでつながる。25日のオンライン講演の打合せ。長崎市ではc4thが順調に動いているとのこと。こうした情報も嬉しい。

 5期生から届いている「意味の喪失」についての意見文にコメント。こうしたやりとりも楽しい。

 ある教育委員会に連絡をとり、最新情報を教えてもらう。収穫。

 通知表本の原稿書きの続き。徐々にペースが上がってきた感じ(笑)。

 12時30分過ぎに家を出て、春日井市立藤山台小学校へ向かう。愛日校長会研修会で講演のため。緊急事態宣言発令により、200名余の会員は集まらず、校長会も研修会もオンラインで行うことになったため。会議室は写真のようにオンライン配信のための整備完備。

 30分ほどの教育事務所からの伝達後、愛日校長会長の挨拶、その後、14時40分から僕の講演「コロナ禍であっても新学習指導要領を教室で実現するために」。ピタリ1時間。目の前で聞いていただいている方は会長ほか10名ほど。でもしっかり反応していただけるので、ネットで繋がっておられる皆さんも同様に反応していただいていると思って話す。責任は果たせたつもり。

 思わぬ収穫は先日から悩み続けていて自分なりに答えを出していたATEM Miniの設定は間違っていなかったこと。詳しい先生に出会うことができたことがなりより。

 校長室で会長さんらと懇談。最新情報をお聞きすることもできて、おかげさまで充実の1日。
 
 帰宅。ラクイチ数学のコラム。まずは僕が見本原稿を書いて編集部とのやりとりをすることに。「なぜ回すの」ネタで書き上げて送信。

 学校ふれあい体験担当者、教育実践観察担当者に僕が作った来年度計画を送信。さっそく気づきを送っていただき、ありがたいこと。

 月刊プリンパルから新企画の提案。とても面白そうで快諾。次の段取りへ。

 枚方市から「心の天気」実践の検証をしたいとのことで、アンケート見本が届く。気づいたことはわずかだが返信。貴重なデータが集まる予感。

 研究室HP記事は7期生・今井さんが「学校へ行けない僕と9人の先生」の感想発信。すでに著者の棚園さんには記事を送っていて、すぐに返信をいただいている。素晴らしい人に出会わせる、という僕の方針の具現化。

 ところで今井さんの記事の最後に写真クイズあり。これがよくわからない(笑)。

先生との出会い〜『学校へ行けない僕と9人の先生』を読んで〜(今井)

 こんにちは。玉置ゼミ7期生の今井美羽です!本日は、玉置研究室の書棚からお借りした本の感想を述べたいと思います!私が借りたのは、先日下野さんも感想を書いていた『学校へ行けない僕と9人の先生』です。

 私は、2つの視点からこの本の感想をお話していこうと思っています。まず、「今井美羽」としてこの本を読んだ感想、次に、「教師を目指す身」としてこの本を読んだ感想をお話していきます。

 「今井美羽」としての感想から!まず、読み進める中で一番私の中で一番多く登場した感情は、「理解不能」でした。私と、棚橋くんは考え方がまるで違うんだろうなと思いました。実際に経験をしたことがないので、なんとも言えませんが、棚橋くんの状況に自分が置かれたとしても、私は学校に行っていると思います。これは、私が強くて、棚橋くんが弱いということではなく、物事の考え方、捉え方が違うのだと思います。漫画では、棚橋くんの心の中の声が細かく描かれていて、棚橋くんと自分の考え方の違いに、こうやって捉えるんだと、自分にない新しい考え方を教えてもらっているような感覚でした。

 そして、友達の堀井くんも私の中では印象に残っています。堀井くんいい子だな〜と思いました。学校の場面などでは、棚橋くんが嫌な思いをしていたり、不安を感じていたりして、読んでいる私も力が入ってしまっていました。しかし、堀井くんが出てくる場面は、温かい気持ちになり、安心しました。こういう安心を生まれた時から人は求めているんだろうなと感じました。赤ちゃんは、まずお母さんやお父さんに。そこから、おばあちゃんやおじいちゃん、学校の友達や先生へと、安心の領域を広げていくのかなと思いました。堀井くんの家庭で事件は、衝撃でした。そして、今までとても良くしてくれていたのに、なんとなくいじわるをした棚橋くんに、堀井くん推しとして、とても腹を立ていました。

 この本は、マンガなのでスラスラスラ〜と読めてしまいました。この実体験を世間に公表するのは、とても勇気が必要だっただろうなーと思いながら読んでいました。

 次に、「教師を目指す身」という視点でこの本を読んだ感想を。この本には9人の先生が出てきます。9人の先生には、それぞれ個性があって、私の中でいい先生だなーと思った人もいれば、そう思わなかった先生もいました。正直、棚橋くんにとって良い先生だったのは誰なのかは分かりません。でも、確実に言えることは、9人の先生との出会いが棚橋くんという1人の男の子の人生に影響を与えているということです。先生にとっては、30人のクラスの中の1人であるけど、子どもにとっては、担任の先生は1人だという、当たり前の事実を再確認できました。私もこの20年の人生の中で、沢山の先生に出会ってきました。その中には、私が教師を目指すきっかけとなった先生もいます。子どもと先生との出会いが、その子の人生を良い方向にも、悪い方向にも変えてしまうのだということを、この本を通して理解するとともに、それだけの責任があるのだと身の引き締まる思いになりました。

 とても長くなってしまいましたが、教師を目指す身として、この本を読んでよかったと思いました。私がこの本と出会えたのは、玉置先生との出会いがあったからです。玉置先生との出会いも確実に私の人生に影響していますね。

p.s.写真は、私の部屋にあるもののどアップ写真です。これはいったい何でしょうか。正解は、また私の記事で発表させてもらいます!!お楽しみに〜。(今井)

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2021年1月18日仕事日記

 まずは最近できたRITLーedutalkへ投稿。230名を超える人たちからどれほどリアクションがもらえるかを楽しみにしようという気持ちに。何事も励みにすることが大切。

 うっかりしていた来年度の学校ふれあい体験、教育実践観察の計画作成。電話をもらい思い出して、完成させて教育実習課へ送付。

 小西さんからの依頼を受けて、ある段取り。我が精鋭ゼミ生も快諾で、23日のzoom会議決定。

 「誰もが納得!一人一台PC活用研究会」の議事録が和田フェロー、栗木フェローによりまとめられ、共有ドライブへ保存とのこと。立場上、僕が点検。

 14時からEDUCOM内田さんとzoomで打合せ。授業と学び研究所としての来年度からの飛島学園への関わり方を話し合う。さっそく決定事項を関係者に連絡して日程調整を依頼する。

 飛島学園から日程調整依頼が届き、さっそく調整に入る。28日訪問の東員町立東員第一中学校から指導案が届く。

 新版通知表本の原稿書き。冒頭の11頁は完成して、しばらく温めることに。あとは付録の原稿書き。書くときの観点を考え直して、自分の中ですっきりできたことで、原稿書きが幾分進む。

 研究室HP記事は昨日に続いて、一宮市立今伊勢小学校での僕の講演からの学び。7期生の今井さんが発信。「対話的な学び」を中心に書いてくれた。また書籍販売をしてくれたが、「大人気で、売り切れ続出でした」というコメントも嬉しい。

12月24日 一宮市立今伊勢小学校での学び(今井)

 12月24日、一宮市立今伊勢小学校で、玉置先生の講演を聞かせていただきました。

 今回は、「主体的・対話的え深い学びを実現するために」というテーマのもと、今伊勢小学校の先生方と一緒にお話を聞かせていただきました。

 「主体的・対話的で深い学び」これは、大学の授業でよく聞きます。だから、大切だということは、今までも理解していました。でも、具体的に何が主体的なのか、何が対話的なのか、どうしたら深い学びと言えるのか、全然わかっていませんでした。学習指導要領の説明を読んでも、分かったようで分かっていない、そんな状態でした。

 玉置先生は、この抽象的な文言を具体的に説明してくださっていました。それを自分の中にスッと落とし込むことができました。

 書きたいことが沢山あり、とても長くなりそうなので、私が今回の講演で一番印象に残っていることを書き留めておきたいと思います!!

 私がこの講演で一番印象に残っていることは、「対話的な学び」についてのお話でした。私は今まで、「対話的な学び」は、話し合いをすることで出来るものであると考えていました。しかし、玉置先生の講演を聞き、教師が子どもと子どもの意見をつないでいくことでも、「対話的な学び」が出来るということがわかりました。

 子どもの発言に対して、他の子に「どう?」と根拠や理由を尋ねることで、学びを深めることが出来るのだ。これを「意図的指名」といいます。今まで自分が思っていたものとの違いに驚き、自分の中の常識を破壊されたような感覚でした。

 講演の中では、本来の内容とは別に、子どもを当てるときのポイントやエレベータートークなど、実際の授業で活用出来る玉置先生の技を沢山見ることが出来ました。今後も玉置先生の技を自分のものに出来るように頑張りたいです。

 講演の最後の質問タイムでは、沢山の手が挙がりました。また、講演後、玉置先生の書籍の販売のお手伝いをさせていただきましたが、大人気で、売り切れ続出でした。玉置先生のお話は、現場の先生方から見ても、とても興味深いものであり、心にささるものであるんだなということを感じました。

 私は、玉置先生の授業を受けたことがなかったので、玉置先生のこのような話を聞くのは初めてでした。このセミナーに参加させてもらって、何よりも私は、玉置ゼミに入ってよかった!と思いました!自分のビビッときた感覚は間違っていなかったと確信しました!そして、ゼミ生として選んでいただけたこと、嬉しいです。

 セミナー後、先生と一緒に参加した下野さんとラーメンを食べながら色々なお話をし、とても有意義な時間でした。ありがとうございました。(今井)

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2021年1月17日仕事日記

 NHK岐阜放送局の方が「教育と笑いの会」(リンク先は動画:音が出ますのでご注意)に関心をもっていただき、数日前に事務局へ会長さん(笑)の玉置先生にまずは電話相談をしたいとの依頼。それを受けて、本日30分間ほど電話でやりとり。こういう状況だからこそ、明るいニュースを流したいとのこと。

 一人一台情報端末に埃がかぶってしまわないように、活用を促す原稿を書いてほしいと、あるところから依頼を受ける。これならどこでもできる!という、アイデア(心の天気以外です(笑))が浮かんで短時間で書き上げる。さっそく送信。

 1月23日は「オンライン・いのちびと人間塾」に登壇する。司会の北村先生から連絡をもらい、これまでの内容をお聞きして、自分の講話内容を決める。「食道アカラシアの手術」「いのちを実感する教育」「心の天気実践」の3本立てにしてプレゼン作成。一気に完成。

 数日前から悩んでいたATEM Miniの動画音声出力は、自分の思い込み違いがあるのではないかと思い、さっそく実験。これなら納得。ああ、すっきり。これだけでも気分がいい。これで動画配信もスムーズに出来る。

 15日開催の岡崎市立額田中学校の校長先生、研究主任にお聞きする会での学びを7期生の今井さん、下野さんが早々に書いてくれたので、研究室HPにアップする前に送信。それを受けて、北村校長先生からゼミ生全体へ熱いメッセージが届く。大感激。深謝。

 研究室HP記事は、ベストセラー作家の志賀内泰弘さんからの賞賛の声をいただいている5期生・矢崎さんの「10年」という大切な記事を発信。お父さんが読まれたら、どれほど感激されることだろう。子どもさんをお持ちの方はぜひ、ぜひお読みになるといいと思います。お勧め。
 

10年(矢崎)

こんにちは。五期生の矢崎です。クリスマスが過ぎて、いよいよ2020年が終わろうとしていますね。

今年は私にとって、コロナウイルスという未知のウイルスが来て、教採が来てと、とても濃い1年となりました。

そんな2020年は私の母が亡くなって10年目の年でもありました。
よくドラマで聞く「10年前、、、」というフレーズを自分も言えるようになってしまいました。
「10年」この年月は私にとって、長いようで一瞬の出来事だったように思います。

でも、今でも母が亡くなった日のことは鮮明に覚えています。
病室で、嫌だ嫌だと叫びながら泣いた日のことは、一生忘れられません。

でも、母の声がどんな声だったか忘れてしまいました。
人間、都合よくできてないんだなと思います。
覚えていたい「日常」は覚えていられないんです。

でも、こうも思います。
覚えていたかった「日常」は、その後の幸せな「日常」にゆっくりゆっくり溶けていくような感じで一つの大きな「幸せ」になっていくのかなと。
だから、忘れてしまったのではなくて、一つの大きな「幸せ」になったのかなと。

私は、この「幸せ」をくれたのは父だと思っています。
この10年という年月は、父にとって、苦労の連続だったと思います。
父が踏ん張ってくれたから、今自分のやりたいことに熱中できる私がいます。
父が笑ってくれたから、今笑える私がいます。
私の全ての幸せは、全部、父に繋がっていると思います。
それだけ父の存在が大きいです。
感謝してもしきれません。

そんな私の教員になるにあたっての夢は、保護者の方の気持ちに寄り添える教員になりたいということです。
父のような、1人でお子さんを育てていらっしゃる保護者の方はもちろんのこと、お子さんのことで悩んでいらっしゃる保護者の方と子どもたちの架け橋になりたいです。
私は、まだ結婚もしていなければ、子どももいません。そんな奴が、知った口きくんじゃないと言われるかもしれません。

でも、これだけは知っています。子どもはよく親のことを見ています。だから、親が笑顔だったら、子どもも笑顔なんです。
だから、私は保護者の方の笑顔も守れる教員になりたいです。

子どもたちにとって、守ってくれる存在は必要で尊いものです。その存在の笑顔と子どもたちの笑顔は繋がっています。イコールだと思います。

まだ、守る術はわかりませんが、父の笑顔を守るつもりで、真摯に向き合っていきます。(矢崎)

※ 記事発信の時期がズレたのは、研究室HP編集者である私(玉置)のすべて責任です。お許し下さい。
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2021年1月16日仕事日記

 今日は、今月25日に長崎市の先生方にオンライン講演「学校力を高める働き方改革」を行うので、その講演内容を検討して、プレゼンづくりを終日行う。

 良い機会だと考え、「働き方改革」に関する文部科学省での会議録や各種調査、書籍を熟読。また長崎市にはc4thが入っていることも意識して、講演内容を決める。「働き方改革」だけで1時間の講演をしたことはなく、作業を始めたときは少々不安だったが、自分の体験談も入れ込みながら、これならオンラインでも集中して聞いていただける内容になったと判断。

 「社会でやらないことは学校でもやらない方がいい」という僕の主張について、フェローの神戸先生に相談したところ、僕が送った資料をとてもうまくまとめていただき感激。

 ATEM Miniを通すと、相手側には映像も音声も届いているとのことだが、こちらには聞こえない。これを解決しようといろいろと格闘。解決せず(泣)。

 数人のゼミ生とslackでやりとり。棚園正一さんへ記事を送ったところ、今回も丁寧な返信あり。さっそく該当ゼミ生へ転送。

 研究室HP記事は、昨年12月24日に一宮市立今伊勢小学校で行った講演に参加したゼミ生の一人、下野さんが僕の講演からの学びをしっかり書いてくれた良質な記事。

12月24日 一宮市立今伊勢小学校での学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。12月24日に一宮市立今伊勢小学校にて、玉置先生による教職員の皆様へ向けた講演会が催され、お邪魔させていただきました。初めての講演会への参加ということで、とても緊張しました。しかし、玉置先生のお話が始まればスッと話に引き込まれ、あっという間の2時間でした!

 講演会では、「主体的・対話的で深い学びを実現するために」というテーマを主軸に「授業づくり」「学習評価の在り方」についてお話が進められました。現場に即したお話でしたが、学生ながらに想像し考え深めることができたと感じています。

 本講演では、学習指導要領における文言を端的に分かりやすく解説され、一つ一つの学びの工程におけるポイントが講和内に散りばめられていました。様々なキーワードが飛び交う中、私が本講演を通し感じた大切なことは「子どもに丁寧に接すること」でした。私は、今まで「主体的・対話的な深い学び」を一つの単語だと考えていました。しかし、本講演で「主体的な学び」「対話的な学び」の各々に意味とその授業作りが在り、そこから深まる学びとその評価といった構図を知ることができました。つまり、「主体的・対話的な深い学び」は、ワンセットとして捉えがちですが、一つ一つが相互作用し合い作り出されるものだと分かります。以下に、私が最も勉強になった「主体的な学び」と「対話的な学び」における授業のポイントを記します。

 まず、「主体的な学び」を育む為、無理に発表させるのではなく、褒めながら手本になる様な子を指名して価値づけを図る「意図的指名」や、授業の中に、1回は「自己選択」をさせる場面を作ること等のキーワードが出てきました。これ等をその場その場で取り入れようとすることは難しいです。しかし、今日の授業が大成功したなら子どもはどういう表情でどういう言葉を発するかな?といったねらいから逆算していくことで、子どもの姿をきめ細やかに想像させ、最終目標がブレないことから一貫性を持って指導することができるのだと知ることができました。

 次に、「対話的学び」を育む為、「わからない」を言い合える学級経営、教師が子どもと子どもを「繋ぐ」といったキーワードが出てきました。「わからない」に対する教室での対応の殆どは、「分かる人が分からない人に教えてあげる」といった上下関係が明白になる手法です。しかし、「分からないから聞きたい」といった前向きな気持ちを価値づけ、「人に依存する(頼る)力」を養っていくことが重要であることを学びました。また、教師が子どもと子どもを「繋ぐ」といった点においては、発表者の答えを他の子どもに理由や意見の噛み砕きを行わせたりと、前述の「意図的指名」と併せて取り入れられることが予想されます。つまり、「主体的な学び」と「対話的な学び」は相互作用し、これもまた教師が「繋ぐ」一つの役割だと私は考えます。

 では、なぜ「子どもに丁寧に接すること」を私は大切だと思ったのか。それは、「主体的・対話的な深い学び」は、教師の「丁寧」の加減に実現度が関連しているからです。子どもの主体性や対話性は、1日2日で出来上がるものではありません。地道に、子ども達を価値づけていくことが最大の近道です。なかなか目に見えないと「丁寧」さを欠いてしまいそうになりますが、子どもは先生をしっかり見ています。少しでも、一貫性が見られなくなると子どもは見抜いてしまうのではないでしょうか。授業の作り方一つで、そしてそれを継続していくことで、子ども達は主体性や対話性を知らず知らずのうちに身につけていきます。「主体的・対話的な深い学び」の実現に向け、「丁寧」に「誠実」に子どもに接することが主体性や対話性を育む根幹になるだろうと私は考えます。

 今回の御講演で学んだことは数知れず、未だ出力が追いついていません。まだまだ現場に即した考えが甘い中でしたが、沢山の学びを吸収することができました。いつかこの学びを来年に控える教育実習、そしてその先へと繋げられるようしっかりと自分のものへとしていきたいと思います。今伊勢小学校校長の細田先生をはじめ今伊勢小学校の先生方、またこのような機会を与えてくださった玉置先生、共に学んでくれた今井さん、ありがとうございました!
(下野)

2021年1月15日仕事日記

 朝から、連載中の週刊「教育資料」の第53回目の原稿書き開始。「令和の日本型学校教育」の4回目。午前中にほぼできて、夕方に見直して編集部に送付。今回は「個別最適な学び」と「協働学習」。

 11時から岡崎市立額田中学校の校長先生と研究主任さんに依頼して、ゼミ生が学校研究について質問をする会開催。オンラインでの1時間。6名のゼミ生が参加。新聞記事で事前勉強をして臨むゼミ生。真摯に応えていただく北村先生と永井先生のおかげで、充実の1時間。

 14時から6期生と卒論発表会の運営について相談会。オンラインになったことも含めて、僕から運営にあたって必要なことだけを提示して、あとは6期生にお任せ。

 15時45分から、伊丹市立総合教育センター主催の授業力向上講座(算数・数学)でオンライン講演。1時間。時折指名しながらの展開。今日も反応が分からないだけに、つい力が入り、一生懸命に伝えようとする自分(笑)。

 今日もいくつかの依頼があって、その調整。また緊急事態宣言になっての延期依頼もいくつか。致し方ないこと。

 EDUCOMの鶴田さんが、「心の天気」の実践をヒアリングした動画に字幕をつけていただけた。LINE「学び続ける教師の会」で、過去のゼミ生に紹介。

 研究室HP記事は生田君による発信。後輩にとても良いことを伝えている。「謙虚」「教採合格をゴールにしない」の二つを大切にして欲しい。素晴らしい記事。ぜひご一読を。

六期生の合宿に参加して(生田)

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 こんにちは!五期生の生田朋也です!今回は六期生のゼミ合宿に参加して思ったこと、感じたこと、そして後輩に伝えたことを書いていこうとおもいます。

 私たち五期生のゼミ合宿からもう一年も経ちました。とても早いなと感じます。まだなにもわからなかったあの頃から五期生一同、玉置先生始め多くの先生方に支えられて大きく成長できたのではないかと思います。たった一年ではありますがあまりにも濃密な一年でした。コロナという状況でここまでできたのは本当にこのゼミの存在のおかげです。本当に感謝しかありません。

 さて、私たち五期生は六期生の面接指導に入らせていただきました。私たち五期生は去年先輩にやってもらったように、六期生がいいスタート切れるように頑張ろう!という気持ちで挑みました。六期生は緊張はしていましたが、去年の自分とは比べ物にならないくらいしっかりしていて、自分も負けてられないな!と気合いが入りました(笑)。来年の活躍を祈っています。

 最後にあまり偉そうなこと言える立場ではありませんが、少し後輩へメッセージを送りました。それは、「謙虚」「教採合格をゴールにしない」の二つを大切にして欲しいということです。

 ここから勉強すればするほど自分の教育に対しての考えが強くなってくると思います。しかし、実際私たちはまだ現場経験がほとんどないに等しいです。これからたくさんの先生に指導をいただく機会があると思いますが、そのような中で自分の考えを否定されてしまうこともあると思います。

 そういった時にまずは受け止める、ということを意識して欲しいなと思います。やはり現場経験がない私たちは理想論を語っているにすぎません。現場経験してらっしゃる方の考えは本物です。腹立つこともあるかとは思いますが、「そういう考え方もあるのか!」という姿勢でどんどん沢山の教育への考え方を学べるともっともっとレベルアップできると思います!

 最後に、教採をゴールにしないで欲しいです。小手先で勉強しないでください。私たちは30人近くの命を預かる職業につくのです。私自身やはりどうしても合格したくて本当に大切なことを見失っていた時期がありました。そういった時期は教育に対しての考えも情熱も薄くなっていました。教採期間というのは「どうやって教採へ合格するか?」ではなく「自分はどんな先生になりたいのか?どんなクラスを作りたいのか?」と言った現場に出た時の考えを深めるための期間だと私は感じました。責任が大変重い教員だからこそ先を見据えた勉強をしていって欲しいです。そのような先を見据えた勉強をしていくことで「教員採用試験合格」という文字が出てくるはずです!

 長くなりましたが私自身六期生からも沢山学ばせてもらいまひた。ありがとうございました。面接指導を通して私もまだまだ未熟だなと改めて感じることができました。来年からクラスをもつわけですが、不安しかありません。六期生も今は不安しかないと思います。

 しかし私たち玉置ゼミ生はそれぞれ位置は違いますが目指すベクトルは同じです。横を見れば仲間がいます!一人じゃありまけん!代関係なく全員で教育に向き合っていきましょう!ありがとうございました。(生田)

2021年1月14日仕事日記

 朝一の仕事は研究室HP記事発信。カテゴリー「教育情報」に「単元1回」で執筆・監修をさせていただいたことを紹介。


 19日の愛日校長会研修会のプレゼン「コロナ禍においても新学習指導要領を教室で実現するために」づくり。最新情報を入れ込んでのプレゼン完成で、資料送付完了。

 2月初旬に訪問予定だった兵庫県豊岡市立弘道小学校からオンライン指導の相談メールが届く。依頼内容からあるアイデアを提案。了解していただく。

 20日の5期生ゼミは、やはり対面は避けるべきだと考え、急遽、別プログラムを発案。快諾を得て、さっそくゼミ生に連絡。ゲストを迎えてのゼミなので、6期生・7期生にも希望参加案内。

 13時から急遽、今後の保育実習の在り方について相談したいとの連絡が入り、オンラインで検討。事情はよくわかるが緊急事態宣言中での実施は避けた方がよいと私見を述べる。

 16時からEDUCOMさんが東栄小学校にて、導入された「スクールライフノート」説明会。僕は、アイデアを出した者として、オンラインで30分間ほど「スクールライフノート 心の天気・学びの天気のよさを語る」と題して講演。オンラインでもみなさんの頷きがよくわかり、しっかり聞いていてくださることが嬉しい。

 終了後、すぐに大学で行われている保育専修会議にオンラインで参加。実習委員長としての考えを伝え、あとは専修で案を出していただきたいと伝達。

 RITL・edutalkは学習評価「主体的に学習に取り組む態度」のその1発信。「教師の困ったを解決する授業術」プレゼンづくり。

 研究室HP記事は、さらに2本。「第13回教育と笑いの会」ダイジェスト版発信と月刊プリンシパル連載中の「校長の裏ワザ」内容紹介

「月刊プリンシパル」に「校長の裏ワザ」連載中(2月号)

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 学事出版「月刊プリンシパル」に「校長の裏ワザ」を連載中です。

 2021年2月号の拙稿は「思い込み業務を思い切って廃止しよう」。

 連載はお陰様で好評とのこと(編集長談)。
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