後藤先生のお話をお聞きして(渡部)

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  2月21日、学び合いの学習について後藤先生のお話をお聞きしました。

 「普通の授業とは何か?」この言葉は後藤先生がまず、私たちに問いけてくださったことです。学び合いの授業についてのお話の前に、普通の授業とは何か、そもそも「学び」とは何かということを教えていただきました。

 様々な説があるそうですが、「学」の旧字体には子どもや大人の手を表す部分があるということを知りました。普段何気なく「学び」という言葉を使っていますが、字に込められた意味を知ることができ、とても勉強になりました。

 学び合いの授業についてのお話の中で、私が一番印象に残ったことは「誰も一人にさせない」ということです。一人にさせないというのは分からない子や授業に参加できない子をなくすということです。分からないで困っている仲間に寄り添えるような学び合いが大切だということを教えていただきました。

 私はお話を聞いている中で一人にさせないというのは分からなくて困っている子を一人にさせないことはもちろんですが、学び合いの授業は分かっている子も一人にさせない環境をつくることができると思いました。

 教育実習の時に「僕はもう知ってるもん。別にできるからいい。」という様子の子どもを見たことがあります。学び合いの授業では分からない仲間に教える場面があると思います。仲間に教える時、もう内容を理解している子も友だちに教えることでさらに自分の理解が深まると共に授業に参加する機会ができるのではないかなと思いました。

 学び合いの授業での「誰も一人にさせない」というのは「分かっている子も、分からない子も誰も一人にさせない」ということでもあるのかなと考えました。

 お話を聞いている中で学び合いの授業には課題もたくさん存在するということを知りました。その中でも「関わり合えない子どもをどう支援するか」という課題があるとお聞きしました。仲間と関わり合えない子どもをどう支援するかということは学び合いの授業だけではなく、他の授業や毎日の学校生活でも考えられる課題だと思います。学び合いの授業を行うことはすぐにはできないかもしれませんが、なかなか仲間と関わり合えない子どもに対してどう支援をしていくかということは考えることができると思います。これからも様々な本や先生方のお話をお聞きして考えていきたいと思います。(渡部)

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