味岡児童館での勉強会 No.3(浦)

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 2月21日、後藤孝文先生から「学び合う学習」についてお話を伺いました。

 学び合う学習の最終目標は、「1人ひとりの児童生徒の学びを保障すること」だそうです。それについて、安心して分からないと言える教室、誰も1人にしない、子どもが主体の授業、がキーワードになります。

見 せていただいた映像から、私は普通の授業(一斉授業)と学び合う学習の大きな違いの1つに、子ども達の表情があるように思いました。一斉授業の時よりも、学び合う学習の方が子ども達の表情が生き生きしているように思えます。それはきっと、学ぶ場が子ども達にとって安心できる場であるからでしょう。分からないところを教えてくれる仲間の姿があること、自分の考えをしっかり聞いてくれる仲間がいることが安心感に繋がるのではないかと思いました。

 しかし、この学び合う学習を進めるにあたり課題も多くあるそうです。授業進路が遅れがちであること、学力には結びつかないのではないかということ、関わり合えない子ども達の支援方法、魅力ある課題づくりなどが挙げられており、確かに難しい課題であると思いました。

 また、私は「分からない」と素直に言える環境づくりも課題ではないかと思います。分からないことを恥ずかしいことだと思ってしまっている児童生徒にとって、「分からないから教えて」と言うことは難しいと思います。そのような児童生徒への支援、雰囲気づくりについても考えて行きたいと思いました。

 私は「居心地の良い学級」をテーマに研究をしています。そして、文献から「居心地の良さ=安心感」であるのではないかと思っているところでした。その中で今回学び合う学習について詳しく知り、「安心」という言葉が出てきたため、学び合える学級は居心地の良い学級にも繋がるのではないかと思います。貴重なお話をありがとうございました。(浦)
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