「主体的」と「自主的」の違い(寺坂)

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突然ですが、質問です。「自主的」と「主体的」の違いって、はっきり分かりますか?


はっきり言います。私はわかりません。むしろ、違いは無く雰囲気で使い分けるものだと思っていましたし、実際にそのように使ってきました。

なぜ、このようなことを考えたのか。それは、教採の問題によく穴抜きで出てきてくれるからです。出題された方も、丁寧に「自主的」と「主体的」を選択肢に含めてくれるのです。ありがたいですね(笑)私は、この条文の時は、「主体的」こっちは「自主的」と覚えるしかないと思っていましたが、ふと気になって調べてみたら、、、、、、、、、、違いありました。それもかなり明確に。

自主的・自主性…他人からの干渉や保護を受けず、独立して行うこと。つまり、やるべきことは明確で、それを人に言われる前に行うこと。
主体的…様々な状況下においても自分の意思や判断で行動すること。つまり、何をやるか決まっていない状況でも自分で考え、判断し行動できること。

 つまり「自主的」と「主体的」の違いとは、「主体性」は、やるべきことをやるだけにとどまらず、場合によっては、今までやってきたことが効果的では無いからやめると判断することも出来る。それに対して「自主性」は、やるべき事をいかに人に言われる前にやるかということなので、自分で物事を考える習慣が付きにくいということになる。

 これを踏まえて、この2つの言葉の大きな違いは自分の頭で物事を考えるか、考えないかにあるとわかりました。これで、穴埋め問題は攻略できそうです!!ふとした疑問でも、調べてみるものだと思いました。(寺坂)
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