5月11日小牧市立味岡小学校研究会に参加して(白井・石川・寺坂)

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5月11日に味岡小学校の「平成29年度 第1回授業研究会」にゼミ2期生白井、石川、寺坂で参加させていただいてきました。3人の学びをまとめたいと思います。

私は、5時間目、4年生の算数の授業を書かせていただきます。子どもたちは、学びに向かう姿勢がどの子もできていました。特に私が印象に残っている子供の2つの姿があります。

1つ目は、話をする人に身体の向きを変え、聴く姿です。2つ目は、「分からない」を友達に伝える姿です。どちらからも、互いの存在を大切にする学級づくりというものが、学びに向かう姿勢につながるということが分かりました。そして、「学び合い」から子どもたちが、友達を大切にする心情を学んでいることを実感しました。

授業では、その後の分科会でも話されていた「学び合い」をすることが目的ではないということを学びました。子どもたちにどんな力をつけさせたいかを見通しを持って、「学び合う」場面をどこで活用するかを考える重要性を知ることができました。私は、「学び合い」について研究をしていますが、「学び合い」することを目的に、考えてしまっていた気がします。子どもたちの学びが深まるにはどうすべきかを目的に、これからもっと学んでいきたいと思いました。(白井)


3年生の特設授業では「加減計算と乗除計算を組み合わせた問題」が行われました。学び合いを始めて見る機会でした。

学び合いの時間では「どうやったの?」と仲間に聞いたり、グループ全体で「教えて」「そういう風にやったんだ!」と話し合ったりしていました。1つの問題をグループで解決しようとする姿に学び合いの良さが現れていました。しかし、誤答を正答のように扱ってしまう事があり、正しい方向へ導くことの難しさを感じました。

分科会では、「話し合いをさせようとして授業が複雑化してしまう」という指摘がありました。このことから、教師が明確な目的を持って学び合いに取り組ませることが良い学び合いの一歩だと知ることができました。(石川)


1日参観させていただいて、玉置先生も仰っていましたが全クラスで学習規律が整っているなという印象を持ちました。その中でも、ロッカーの整頓状況でクラスの雰囲気は変わってくるということもとても分かりました。「環境の乱れは、心の乱れ」というように、何気ないところでも、気にかけていかなければならないと学べました。

箇条書きになりますが、1日で学べたことを列記します。

○ 「先生話すよ。誰が一番上手に聞けるかな。」
これは、1年生?の体育の授業での一コマです。良い学びは、真似から始まると言いますが、それがよくあらわされた瞬間かなと思います。実際に、子供の背筋はピンと伸び「先生の方向いて。」というよりも効果があることも分かりました。

○ 教師の立ち位置、目線
協議会でも玉置先生が触れられていましたが、5年2組の先生の子供が発表している時の目線の配り方がとても印象的でした。学び合いは、与えられた時間だけではなくどんな時でも起こせます。それをより深めるために、子供の表情発言からの意図的指名が大切だと思いました。それにしても、怒っているのかな?と勘違いしてしまいそうなとても強い目力でした。それほど、子供のことを強く真剣に見ていらっしゃるのだなと思いました。

○“教えてはならない”という思いに縛られすぎている
これは、本当に難しいと思います。私も、この日参加するまでは、すべてを学び合わせなければいけないと思っていました。しかし、割り切りは必要で本当に学び合わせるべきところを絞る必要があると分かりました。

○受容する雰囲気
全クラスで感じたのですが、子供たちがとても話しやすそうに話しているなと感じました。間違えた答えでも、クラスが温かく包み込んでいる姿を見て自分の小学生の時や実習では感じることのできなかった温かい雰囲気を感じました。白井さんも書いていますが、友達を思いやる気持ちも培えるのかなと思いました。

1日を通して、多くの大きな学びを得ることができました。また、10月の研究会にも参加させていただきたいと思います。

味岡小学校を出た後、玉置先生と近くのお洒落な(笑)カフェで夕食をとり、先生のご自宅へお邪魔させていただきました。しっぽのある娘さんの「ななちゃん」と遊ばせていただき、奥様からも教師としての心構えを教えていただきました。短い時間でしたが、ここでも深い学びを得ることができました。ありがとうございました。教採が終わったら、2期生全員でお邪魔させていただきたいと思います(寺坂)

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