6月4日「教育フォーラム2017」に参加して(石川、吉田、岩田)

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 皆さんこんにちは。私たちは6月4日に行われた「教育フォーラム」に参加しました。その中での学びを記事にします。

 私は、午前に行われた「若手教師向授業づくりセミナー」について記事を書きます。
セミナーは、岐阜聖徳学園大学付属小学校の小林先生による算数授業のビデオを元に小林先生、鈴木先生、芳賀先生、玉置先生の4名が解説をしてくださると言う内容でした。

 ビデオの中で私が特に気になった場面は、子供が答えの板書を終えた際に、小林先生が「書き終わりました!」と問いかける場面でした。しかも一度ではなく二度、三度と言っていました。私は、それが「学ぶ姿勢を教える」ことだとすぐに気付きました。話によるとビデオを録画したのは学級開きから間もない5月だそうです。新たな学年、新たな学級でどのように学んでいくのか。授業をしながら子供が心地よく学べる環境を作り上げていく事も、一つの授業づくりなのだと感じました。私なら間違いなく授業をするのに手一杯です(笑
また、小林先生の授業は、ねらいを達成するための工夫や声かけがこれでもか!と言うほど詰め込まれていました。その事もあり、私も楽しみながらビデオを見ることができました。小林先生は『自己満足な授業ではなく、子供がお腹いっぱい算数をする授業』を目指して授業づくりをされているそうです。まずは、大学生のうちに授業づくりのビジョンを持ち、それを軸に学び続けたいと思いました。
(石川)

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今回は午後から参加させていただきました。
私からは1つのことを書かせていただきます。
それは学習指導要領の改訂をつながりとしてみるということです。
学習指導要領が教育において、水準の確保・未来を見据えた指導を確保するということを担ってます。しかし、改訂と聞くと「また変わるのか」という気持ちになります。
那須先生の話を通して、私は「教育はぶつ切りになっているのではなく、つながりだ」と感じました。指導内容、求められること、身につけたい能力、施策は変化しています。そんな変化があるのは「今の教育があるから」と捉えることができます。つながりがあるのです。今のやり方を工夫する(子供の経験を把握し、学びに向かわせるなど)、子供を見るという本質は変わらず、学習指導要領に基づいて思考する教師、学び続ける教師になることが今の私にできることだと思いました。(吉田)

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本日は普段のセミナーとは異なり、わたしにとって少々内容が難しく話を聞きながら、理解をするのがとても大変でした。そこで、10ある話のうち、3は自分のモノにして持ち帰ることができるようにという心構えで話を聞かせていただきました。結果として、3も得ることができたのかは謎ですが、自分の視野が広がったのには間違いないと
感じています。

 その中でもわたしが最も印象に残ったことは、講師の奈須先生がおっしゃられていたお話の中にあった、「子どもたちには元々主体性が備わっている」という言葉です。主体性を養わなくてはならないとしつこく言われている時代にどういうことだろうと思いましたが、話を聞いて納得しました。誰の評価も受けることのない幼稚園時代、子どもたちは自由に自身の経験を活用して、学んでいきます。しかし、義務教育段階に入り、教科学習を深めなくてはならないという教師の思いから、ただの知識伝達に変容してしまっているということでした。主体性を養わせなくてはならない教師が、実は子どもたちが潜在的にもっている主体性を排除していたのです。ますます教師という職業が大きな責任と影響力で成り立っていることに気がつきました。

 頭をフル回転して挑んだ教育フォーラムでしたが、とても回転が追いつかなかったなと感じました。しかしながら、今回得たわずかなワードや考え方を心に留めて、生活に生かすこと、まずはそこからはじめてみたいです。ありがとうございました。

 *帰りに石川君、吉田君と名古屋で大反省会を行いました。笑
二人ともありがとうございました。(岩田)
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