6月19日第10回3期生ゼミ記録(山下)

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こんにちは。最近おじさまウケのいい山下です(笑)。

今回は、私の紹介した桂聖先生の国語授業のユニバーサルデザインという本について書きたいと思います。ごんぎつねを例にとって文学作品の論理的な読み方について紹介します。

まず1つ目は作品の設定を捉えて読むということです。「いつ(時)」「どこで(場所)」「誰が(中心人物)」「何をした(事件)」を考えながら読みます。ごんぎつねでは秋に2.3日雨が降り続いてその雨が上がった時 村の小川の川下で ごんが 兵十のとった魚やうなぎにいたずらをした。という一文で場面の設定を捉えることができます。他の各場面でも同じように設定を捉えていくと作品の概要をつかむことができます。

2つ目は視点を捉えて読むということです。文学作品のほとんどは語り手が誰かの目と心から語っています。ごんの視点では償いをしているつもりなのに兵十の視点ではごんを殺したいほど恨んでいると言うように視点の転換が起こることで人物の心情や作者の巧妙な工夫を深く味わうことができます。本当はあと3つあるのですが他に書きたいことがあるので省略します。まとめると【中心人物は何がきっかけでどう変化したのか授業を焦点化し、心情の変化を図や寸劇で「見える化」する。学習課題に対する答えを「ペア」で話し合い、全員が理解(共有化)したことを自分の言葉で表現する。】となります。

他に書きたいことというのは話し方のことです。以前の記事にも書いたように私は人前で話すことが苦手です。前回からステップアップしようと思い、原稿を書くのはやめました。目を離してもパッと目につくように大事なことだけをメモしてできるだけ前を見て話すようにしましたが話し方が一定すぎるので強弱をつけて話しなさいとご指導いただきました。聞き手のことなど考えずキーワードも一定の調子でスラスラと読んでしまっていたので次回は強弱とプリントをスッキリ見やすくかつ分かりやすくすることを心がけたいと思います。(山下)
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