「甦る教室」(丹羽)

画像1
こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。通学時間に読んだ2冊目の本を紹介したいと思います。今回は菊池省三先生の「甦る教室−学級崩壊立て直し請負人−」という本を読みました。菊池先生のことは玉置先生の授業で講義を受けていたり、3期生の子でも発表をしている子がいたので多少は知っていました。

ところで、菊池先生といえば「価値語」というものをよく聞きますが、わたしにはどういうものが価値語なのか今までよく分かりませんでした。しかし、この本に詳しく書かれていたので少し紹介します。

価値語とは、自分の考えや行動をプラスに持っていく言葉のことです。例を挙げると、話は一回で聴くのです、素直な人は伸びる人です、自分の意見を言って死んだ人はいません、などです。最後の価値語はユニークで面白いなと思いました。

まだまだ完全に理解したわけではないですが、以前よりはこういうものか!と理解できた気がします。(笑)

次に、この本で印象的だったことをお伝えしたいと思います。菊池先生といえば褒め言葉のシャワーなど、褒めて伸ばす教育の仕方が印象強いと思いますが、この本に「怒る」と「叱る」の違いについて書いてあったのでこれについて紹介します。

「怒る」=自分中心の感情で相手に接すること。
「叱る」=相手の存在を認め成長を願って強く意見すること。という違いがあります。そして、この正しい叱られ方を五段階に分けて子どもたちに示します。

1つ目は受容、2つ目は反省、3つ目は謝罪、4つ目は改善、5つ目は感謝です。どういうことかというと、叱られたことをきちんと受けめ、反省し、悪かったと思ってお詫びをする、そしてよくするために改善をし、ありがとうございましたと感謝の気持ちを伝えることが正しい叱られ方だと書かれていました。菊池先生は褒めることと、叱ることは同じことを目指していて、このことを子どもたちがわかればぐんぐん成長するのだと述べられていました。

この叱られ方は子どもたちだけではなく、わたしも正しくできているか不安です。最近は叱られることも少なくなってきていますが、自分が誤った行動をして叱られた時は正しい叱られ方を意識してみようと思います。

まとまりのない文になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(丹羽)

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文

子ども理解活動リスト