7月3日第12回3期生ゼミ記録(山下)

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 こんにちは。3期生の山下です。今回松田さんは中室牧子さんの『「学力」の経済学』という本について紹介してくれたのでその中から気になったことを書きたいと思います。それは子どもをご褒美で釣ってはいけないのかということです。

 最近色々な講義やゼミの発表で褒めることやご褒美について話す機会がありました。私は過去にテストで◯位以内に入れたら◯千円あげるなどとご褒美につられて勉強を頑張っていた時期がありましたが実際効果はあったので有効な方法なのではないかと思いました。しかし、褒められるためやご褒美のために頑張るのでは意味がない、なんのために頑張るのかが大事だという意見を多く聞きました。確かにご褒美がなくなってしまったら頑張らなくなるようならいい方法であるとは言えないかもしれません。が、テストでいい点を取るために計画的に勉強する習慣づけなどに利用するのはいいのかなと思いました。

 今回の発表ではお年玉とお小遣いを用いて遠い将来と近い将来の判断の違いについて説明してくれました。どちらもその日に貰えば普通の金額、1週間後なら500円増額してくれるという条件でした。子どもはお年玉のように遠い将来のことなら冷静に判断し1週間待ちますがお小遣いのように近い将来のことだとすぐにお金を手にしたいという欲求に負け冷静に判断できなくなるそうです。その原理でいくと近い将来にご褒美を設定すれば子どもは一時的にやる気を出したり計画的に勉強したりするようになるということでした。

 結果的に今回はご褒美はいいという結論になりましたがご褒美の種類や目的、効果や良し悪しは今後も考えていきたいと思いました。(山下)
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