「教育の力」を読んで(竹内)

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 はじめまして。4期生の竹内優輝です。今回が初めてですので、少し自己紹介と最近読ませていただいた『教育の力』という本の感想を書きたいと思います。

 まずは自己紹介をします。私は愛知県弥富市出身の数学専修です。小中高と野球をやっていて、趣味はプロ野球観戦です。大学在学中に全国各地の球場に行ってみたいと思っています。写真は先日の成人式を迎えた時の写真です。成人式を終え、あらためて生まれ育った弥富市は良いところだと感じました。

 さて、『教育の力』を読んだ感想です。私が印象に残ったのは学力の概念についてです。学力低下が問題になっている今日、私は、『学力』とは"知識量"だと捉えていました。しかし、『教育の力』では、『学力』とは単に"知識量"と断定的に捉えるのではなく"問題解決能力"か、"知識量"か、はたまた"学習意欲"も含んだ概念と捉えるかによって見解が異なり、さらに、こういった学力観の多様性を認めた上で、「現代という時代は、どのような学びを学校に要請しているか」という観点から、わたしたちは、学力を論じ合う必要がある、と書いてありました。

 では、「現代という時代」とは、どういう時代なのでしょうか。『教育の力』では、今日はポスト産業社会であり産業主義の時代の、ため込む力、つまり、忍耐強く勉強する姿勢ではなく、"自ら考え、自ら学ぶ力が必要である"と書いてあります。『学ぶ力』と、そのままの意味ではありますが、これからの社会を担う子供たちを教える私たちにとって、ただ単に"知識量"として勉強を教えるのではなく、『自ら学ぶ力』を育む必要があるのだと思いました。

 この本では、学力とは学ぶ力だとあります。しかし、それだけを断定的に捉えるのではなく、それも一つの考えだとして捉えていき、これから始まるゼミの活動のなかで、自分なりの学力の概念を見つけていきたいと思います。(竹内)
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