2月3日教員人材銀行登録者資質向上事業に参加して(安部・岡田・松田)

画像1
 こんにちは。今回は2月3日に行われた教員人材銀行登録者資質向上事業に参加して得た学びを安部、岡田、松田の3人でまとめさせて頂きます。

 私は今日初めて玉置先生の講演を聞かせていただきました。まさに目から鱗が落ちるといった感覚で一時間という短い時間にもかかわらず、それ以上の多くのことをことを学ばさせていただきました。その中でも特に私の心に響いたことは、やはり先生がとても大事にしていらっしゃる「ABCDの原則」です。これは「A=当たり前のことをB=馬鹿にしないでC=ちゃんとやれる人こそD=できる人」という意味なのですが、私はこの言葉を聞いたときに自分の中学校のころを思い出しました。私の中学校では、トイレのスリッパ整頓や挨拶、給食の配膳など生活習慣にとても厳しく、当たり前のことを当たり前にやりなさい、と口酸っぱく言われていました。当時の私にはそれほどきっちり当たり前のことをやらせる意味がよく分かりませんでしたが、今日の講演を聞いてそのわけがようやく理解できました。当たり前のことを当たり前にできるようになることがどれほど大切なことか、またそれを教育現場で習慣づけさせるため、学校の先生というのはその責任が重いなぁ、と改めて感じました。
 自分が教員になったときもこのABCDの原則を子どもに伝えていきたいと思います。
 玉置先生、貴重な講演を聞かせていただいてありがとうございました。 (安部)

――――――

 これまでのゼミで玉置先生が何度も教えて下さっていたことが沢山出てきたため、改めてこれまでの学びの一つ一つの大切さや重要さに気付くことができました。その中から二つのことについて取り上げさせて頂きたいと思います。
 まず一つ目は、「授業とは何か」というものです。それを問いかけられて、私はパッと頭に出てきませんでした。しかし、講義と授業の違いを比較されたことで、すんなり入ってきました。玉置先生の定義では、講義は一番大事なことを“先生”が言うもの、授業は一番大事なことを“子ども”が言うもの、気付くもの、だそうです。これは、まさに今私たちが敏感になっている「主体的・対話的で深い学び」に繋がるところだと感じ、忘れてはならないと思いました。一方的な教え込みの授業ではなく、子ども自身が気付き、発見していけるような“授業”を仕掛けていかなくてはならないと、改めて感じました。
 そして、もう一つは「全員を巻き込む原則」の、ノートの隅に〇か×を書かせるやり方です。これに似たやり方を、私は教育実習で使わせて頂きました。しかし、私はその時「みんな付けれたかな?」と聞いてしまっていました。今回、そのような聞き方ではなく「まだ付けてない人?」と聞くことで、誰を当てても良くなり、また、児童の意見を繋いでいくことが出来るのだと学びました。今後このような活動を取り入れる際には、意識していきたいです。
 今回は、これまでの学びをもう一度振り返り、改めて自分のものにするための機会を頂きました。ありがとうございます。振り返っただけでは意味がないので、友人に話すなり書くなりして、出力していきたいです。(岡田)

――――――
 私が最も印象的であったのは、「〜のために、〜の立場で」というお話です。セブンイレブンの鈴木社長が言った従業員はお客様の「ために」ではなく、お客様の「立場で」頑張るという言葉が紹介されました。これを教師に置き換えてみると、教師は子どもの「立場」で頑張るということになるというお話でした。子どものためを考えてたくさんプリントを準備しても、子どもにとっては多すぎてどこが重要な部分なのかが分からないという事態を招くというお話を聞いて、子どものために準備をしたものや、働きかけようとしたことが、本当に子どもにとって良いものかと子どもの立場で考えることが大切であると学びました。先日、アルバイトで取り組んでいるテキストを全然進めようとしない子どもにしつこく進めるように言ってしまいました。その子は集中が切れがちですが一声かけるとまた進め始めるので、いつものように声をかけたら進め始めるのではないかと考えました。しかし、その日はいつもと違い、反抗するかのように同じページにたくさんの時間をかけており今思えば、何か集中できない理由があったのかもしれないと思い、子どもの立場になれていなかったと反省しました。子どもの立場になって働きかけることのできる教師になりたいと思いました。
 この講演では大学の講義やゼミで玉置先生から教えて頂いたことが数多く出され、一生懸命メモをする他の参加者の方々を見て、大学生のうちから大きな学びができていることに感謝をしなければならないと感じました。(松田)

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31