2月10日 教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(松田、丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回私たちは2月10日の教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこで和田裕枝先生の講演や模擬授業から学んだことを松田と丹羽で紹介します。


 私は和田先生の模擬授業を外から見ました。以前、和田先生が大学に来て講演をして下さったときに、授業を参観するときは教師が言ったこと、子どもが話したことをその言葉のまま記録していくと教えて頂きました。なのでそのように、聞こえたことをそのまま記録してみました。スピード感のある授業で、全部を書き切ることはできませんでしたが、今その記録を見返して感じたことがあります。

 1つ目は、話す一文が短いことです。和田先生は一切説明をしておらず、長い文を話しているのは子どもでした。子どもが話す時間が多いことで出力する機会が確保されていると感じました。また、問いかけも短く端的なため、子どもが何を考えるのかを迷わずにできると感じました。

 2つ目は、授業の中で「どうして?」「何で?」「何が一緒なの?」など、子どもに考えさせる問いかけをたくさんされていたことです。生徒役をしたゼミ生は頭が休まるときがないと言っていました。子どもが言ったことに対して理由を考えさせたり、同じことや違うことを比較させたりすることで頭を使うことができると感じました。

 お話を聞く中で、「最初は分からなくてもいい、45分に分かるようになればいい。」という和田先生の言葉が印象的でした。私は小学生のときに算数で何度もつまずきましたが、そのつまずきが解消されたときのことを未だに覚えています。それは問題が解けたときではなく、分からなかったことがどうしてそうなるのか、どういうことなのかということが分かり、納得できたときでした。答えを求める授業ではなく、子どもに考えさせる授業ができるようになりたいと思いました。

 模擬授業の記録をすることで後に行われた玉置先生による振り返りで、その場面と和田先生の意図や考えをリンクさせることができ、より学びにつながりました。あっという間の講演でした。ありがとうございました。(松田)



 私は和田先生の講座を聞き、印象に残ったことが数えられないほどあるのですが、その中でも特に覚えておきたいことを2つ紹介します。

 まず1つ目は学級経営は4月の2週間が勝負だということです。最初に子どもたちに教師が考えていること、守ってほしいことなどを伝えたり、授業のやり方、進め方を指導することで、子どもたちは自然と教師が言わなくてもできるようになるそうです。こうなると、子どもたちからの無駄な質問がなくなり、教師自身にゆとりが生まれます。そうなると子どもたちをよく見ることができ、授業作りも自分の足りないところが見えてきたり、子どもの表情から考えを読み取ったりといういいことづくしだということを学びました。

 2つ目は、ワクワクする授業です。今回和田先生の模擬授業において生徒役として参加させて頂きました。和田先生の授業はとってもテンポが良く質問も多いので、常に頭をフル回転させて授業を受けていました。ですが、とても集中できるので仲間の発言や意見をちゃんと聞こうと感じました。一分一秒がワクワクでこんなに考えて集中する授業はないんではないかという程子どもたちの言葉で授業が作られているのを実感しました。また、下学年の内容と上学年の算数の内容をつなげながら授業がされているので数学的な「見方・考え方」が育成されるなと思いました。(丹羽)

 今回の和田先生のセミナーからは模擬授業を通して授業づくりの大切さを改めて感じることができました。ありがとうございました。(松田、丹羽)
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