2月10日 教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(早川・服部・静谷)

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 こんにちは。3期生の早川です。今回は今年度最後となる第7回 和田裕枝先生による教師力アップセミナーについて私に続き、服部、静谷の3人で書きたいと思います。

 私は、今回初めて記録係を担当しました。一言一句聞き逃さないように必死にパソコンと向き合いながら和田先生のお話を聞いていました。セミナーが終わった後には、どっと疲れがのしかかりました。疲れてはいるものの、普段と何か感覚が違いました。それは、記録係という役目を通し、普段以上に講義に集中していたということによるものだと考えました。

 昨年、味岡小学校を訪れたときに和田先生に授業記録の方法を教えていただきましたが、振り返ってみるとその時と同じ状況がこのセミナー内でも作られていたように思います。先生がどんな言葉で指示して、それにどんな言葉で子どもたちが返すのか。それを事細かに記録しようとすることで、授業が鮮明に記録、記憶に残るというものでした。それを再び体感できたという意味だけでもとても有意義な時間になったなと感じています。

 今回のセミナーで特に印象に残ったのは「授業はただ座っているだけじゃ意味がない」とうことです。生徒役の学生が「(和田先生の授業が)怖い」と言っているのにも共感はしましたが、ただじっと聞いているだけの45分ではわくわくもしないし、頭も使えていない。すきを与えないくらいの勢いで授業ができるというのは、授業準備が十分に行えている証拠でもあります。教師になった時、放課の時間が遊びで授業の時間が休みなどとこどもたちに言われないようにしっかりとした授業ができる先生になりたいと改めて思いました。(早川)


 新学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びがキーワードとされています。私は、教育実習の研究授業で子ども達同士のコミュニケーションや資料との対話を意識して授業を行いましたが、先生方からは「教師が喋りすぎ」「先生の1人舞台になっている」とご指摘頂きました。私にとって、子どもが中心となって活躍できる授業を作ることは、これからの課題でありました。

 今回のセミナーはそんな私が知りたかった内容ばかりでした。和田先生の講演の中で、印象的なのは、聞く力とつなぐ力でした。聞く力とは主に人の話を最後まで聞かせることです。それは学習だけでなく人として必要な力であり、思いやりに繋がります。そして、人の意見を聞きながら自分の考えとどこが同じなのか、また何が違うのかを話し合うことで子ども達自身が授業を作ることになります。そうすることで子ども達はわくわくしながら学習に臨み、かつ45分間は頭をフル回転させなければならなくなるのです。わくわくするということは、内発的動機づけに繋がるので、知的欲求が向上し、より効果的な学習ができると感じたので、私もそんな和田先生のような授業を実践してみたいと思いました。(服部)


 3期生の静谷です。今回で教師力アップセミナーには、6回目となりました。少しまとめてみると、どの先生方も共通していえることは、当たり前のことかもしれませんが、考える先には常に子どもがいることです。そして、今回の和田先生の講演を聞いていても、常に子どものことを考えて、子ども目線で教材研究やノート指導をしているなと感じました。そこで、今回は常に子どものことを考えるということに焦点を当てて、まとめていきたいと思います。

 和田先生は、教材研究をする時に子どもがどこでつまずくか、どう考えるのか、どんな答えをするのかなど、子どもの目線で想像し、教材研究をされていました。こうしたことを考えて授業をつくっていくと、実際に授業をしている際に子どもがつまずいた時への対応が事前に準備ができ、対応ができます。教材研究をする時は、子どものつまずきをスタートにして考えることが、子どもにとってわかりやすい授業の根底でもあると学びました。

 また、和田先生は、子どもから学ぶことを本当に大切にしていらっしゃると感じました。子どもが発言したことを記録し、こうした言い方があるのかと子どもの語彙をもらい、次の授業に生かそうとします。子どもの言葉や子どもに教えてもらった方が、子どもにとってもわかりやすいと思います。こうしたことを和田先生は心に留め、子どもから学ぶ姿勢を常に意識していらっしゃると感じました。とても見習いたいです。

 今回も模擬授業に子ども役として参加させていただきました。私が模擬授業で体感したように、子どもの頭を楽にさせない授業づくりを目指して頑張っていきます。本日はありがとうございました。(静谷)
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