2月10日教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(井上・加藤)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は2回目となる教師力アップセミナーに参加してきました。そこで考えたことや学んだことを今から記していきたいと思います。

 まずはじめに「つなぐ力」です。つなぐ力とは授業が子供たちの発言によって進められ、子供達自身で授業をつくることができるように、子供達の意見をつなぎ合わせる力のことです。これは教師の大きな役目であり、必要な力です。ただ「つなぐ力」には教師の子供の心の声を聞くことのできる「聞く力」が大切だと学びました。

 次に「聞く力」です。これは教師の聞く力ではなく、子供の「聞く力」のことです。聞く力は4月に学習規律として身につけさせ、最後まで人の話を聞く、自分の考えと比較しながら聞くという2つのことを意識させます。そして、教師が声を張り上げて聞きなさい!と叫んで、無理矢理聞かせようとする、というよりも、聞くことによるメリットを伝えることで自然と子供たちは聞くようになると聞き、なるほどなと感じました。

 また、和田先生は子供達のもつ意見の一つ一つをパズルのピースに例え、1つの子供の意見では正解は出てこない、何人かの意見をつなげることで答えが完成すると話されていました。そして、そのピースの足りないところを埋めるのは教師ではなく子供で、子供達自身が足りないところを補おうと考え、他人の意見を聞くことで、それを埋めていく。これができるようになると、子供達は徐々にわかるようになっていき、わくわくする。子供達がわくわくすると教師がわくわくする。このように、聞くことによって、授業に広がりと深まりが生まれていくのだと感じました。

 授業は様々なつながりの中で成り立っていて、つながりとなるきっかけを結ぶのは教師だと知りました。今回のセミナーも学びや発見が多くあり、充実したものとなりました。和田先生、ありがとうございました。(井上)


 こんにちは!4期の加藤奨基です。最近風邪をひきました。文字では伝わらないのが残念ですが、鼻が詰まってとても話しにくいです。みなさんも体調には気を付けてくださいね。

 今回は大口中学校の教師力アップセミナーにて、和田裕枝先生の講話と模擬授業に参加させていただきました。模擬授業には実際に子ども役として参加させていただいたので、講話で学んだ事と模擬授業で学んだ事の二点から書きたいと思います。

 まず和田先生の講話で印象的だったのは、教師の「聞く力」・「つなぐ力」についてです。ここで言う「聞く力」とは、反応を示している子どもの心の声を聞く力の事です。主体的で対話的な深い学びのある授業をするために、教師は子どもたちの意見を繋ぎ、膨らませていく役目であるという自分にとって新しい視点を学ぶ事ができました。そして、繋いでいく上で、まずは繋がる子どもの発言をくみ取れる「聞く力」をしっかりと持つ事が重要だと思いました。

 次に模擬授業についてです。子ども役の感想としては、とても疲れました。(笑)。和田先生の授業は非常にアップテンポで、どんどん質問を投げかけられます。そして、指名もどんどんされるので、頭が温まっていくのが分かるほど常に頭を使い続けていました。疲れましたが、とても良い疲れ方だと思いました。

 アップテンポに子どもの発言を繋いでいく発問をすることで、子どもたちは考えを滞らせることなく深い学びを得る事ができるのではないかと思います。テンポよく効果的な発問をするためには、やはり瞬時に子どもの心の声を聞く事のできる「聞く力」が必要になってくると感じました。

 和田先生の講話も、模擬授業に参加するのも初めてでとても緊張しましたが、いざ始まるととても楽しく、多くの事を学ぶ事ができました。ありがとうございました。(加藤奨基)
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