2月10日教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(山下、嶋藤)

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 こんにちは。3期生の山下です。今回は第7回教師力アップセミナーに参加して和田裕枝先生の講義と模擬授業から学んだことを山下、嶋藤でまとめさせていただきます。

 今回のセミナーは子どもも教師もわくわくする授業をめざして!というテーマでした。「聞く力」「つなぐ力」「ノート指導」という3つのキーワードをもとに和田先生の授業観について講義を受けてから模擬授業を受けました。その中でも実際に生徒役として授業を受けて感じたことを書きたいと思います。

 まず、率直な感想としてはドキドキしたなぁ、頭をフル回転させたなぁという感じでした。同じことでも違う表現で言わなければならないので他の子の意見を自然と聞いていたし、次から次へと出てくる発問に答えるため常に集中していました。私は和田先生にまんまと誘導されてその授業の価値に迫る発言ができました。大切なことが子どもたちの口から自然と出るように発問や指示にもさまざまな工夫がされていて子どもがこの問題を見てどういう答えを出すのかたくさん考えているから子どもが自然と気づくことができるのだろうなぁと思いました。また、その授業を通してわかるようにしたいことが明確になっているため、いい発言と関係のない発言がすぐに判断できたり褒める発言を思いっきり褒められるのだと思いました。実際に、いい発言をした時にすごく褒めてもらったので全体の場で発表しようという意欲が湧きました。

 今回の模擬授業ではガンガン攻められましたが9月頃には先生はほとんど喋らなくてもいいくらい子どもが育っているそうです。授業技術がすごいのは言うまでもないですが4月と9月を見比べて、授業だけでなく学級経営も参考にしてみたいなと思いました。ありがとうございました。(山下)

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 こんにちは。3期生の嶋藤です。2月10日(土)に第7回教師力アップセミナー和田裕枝先生の「子どもも教師もわくわくする授業をめざして!」に参加してきました。そこで学んだことを記事に書きたいと思います。

 まず、私がいつも和田先生の授業を見て感じることは、4月がとても大切なのだなということです。4月のうちにしつけておけば、もらったプリントにはすぐ名前を書くことなどを指示する手間が省け、その分授業の内容が濃くなっていくと感じました。

 次に和田先生の特徴として、答えが出たとしても多くの人に当てていくところが素晴らしいと思いました。しかも、次の人はその答えとまったく同じように答えると和田先生にしかられる(笑)ので、しっかりと自分の言い方に直して発言することが大切だということも子どもたちが身につけていけると感じました。そうすることで誰かの真似をするのではなく、自分の考えを持つことができる子に育つということが分かりました。

 また、的外れなことを言った子に対してはあまり深く触れず、良い答えが来たときに価値付けをするというのも和田先生の特徴だと思います。子どもたちが「今の自分の発言は軽く受け流されたから良くなかったんだ」「あの子はいいねと言われているから、ああいう言い方をすればいいんだ」ということを感じられると思いました。

 最後にノート指導についてです。私は「良いところにしか丸をつけない」というお話が印象に残っています。全員のを見て大変だから、ふりかえりの文全体に丸をつけがちですが、そこでしっかりと良いところだけ丸をつけることで、子どもたちは自分のふりかえりのどこが評価されるのかが分かって、より良いふりかえりになっていくそうです。大変だという一言で終わらせず、そういうところからしっかりと子どもを見てあげることが大切だと感じました。たくさん学ぶことができました。ありがとうございました。(嶋藤)
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