2月17日 授業深掘りセミナーに参加して(山下、山田、高橋、高桑)

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 こんにちは。私たちは2月17日に授業深掘りセミナーに参加してきました。伊藤先生と玉置先生の模擬授業から学んだことを山下、山田、高橋、高桑の4人で書きたいと思います。


 3期生の山下です。今回は私が国語専修ということもあり、伊藤先生の授業を生徒役として受けて学んだことを書きます。まず、伊藤先生は5枚の写真を提示しました。なんの写真かわからず戸惑いましたが、文章を読んでどの写真がどの場面に当てはまるか考えながら読むようにと指示がありました。その写真がその場面である根拠を探しながら読むことでキーワードを対比しながら読むことができ、文章の構成に目を向けることができました。また、題名はアップとルーズなのに文章ではルーズからアップという順番で説明されていることに触れ、この単元の「段落同士の関係をとらえ、説明のしかたについて考えよう」という目標が達成されていました。

 このような素晴らしい授業は初めからできるわけではなく教材研究があってこそだということがわかりました。伊藤先生は常にネタ探しをしていて新聞や書籍をたくさん読まれているそうです。新聞社にその写真を使った意図を聞いたというお話ではそこまでするのかと驚きましたが、いい授業がしたいという熱い思いで先生自身が1人の読者として資料を読み込んでいるからこそ、子どもたちの反応が予想できたり考えを深めることができるのだと思いました。セミナーで国語の模擬授業を見たのは初めてでとても勉強になりました。たくさん学ばせていただきありがとうございました。(山下)

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 先日、深掘りセミナーに参加させていただきました。最後の深掘りセミナーということで、参加させていただけて本当に良かったです。

 今回初めて玉置先生の模擬授業を体験しました。外から見たことも生徒役も経験がなかったのでとても楽しみにしていました。今回は4期生全員が生徒役として参加させていただきました。内容は算数の数という単元だったのですが、大学生のわたしでも面白く、気づかないうちに自然と考えこんでいて、生徒役になっていたなぁというのが感想でした。

 また、玉置先生の模擬授業の検討会にも参加させていただきました。実際に教育現場で活躍されている先生方の視点は本当にレベルが高くて、学ぶことばかりでした。玉置先生のこの発言がきっかけで授業が展開した、生徒のこの発言を取り上げたのがよかったなど、これから授業を多く見学するにあたって生きることばかりでした。(山田)

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 こんにちは。4期生の高橋です。今回は、授業深掘りセミナーで学んだことについて書きたいと思います。

 まずは、国語の「アップとルーズで伝える」の授業についてです。
 ここで学んだことは、教材研究の大切さです。今回観させていただいた内容では、「アップとルーズとは」を理解することだけに留まらず、それらを使い分けることでどんな効果があるのか、また、使い方を間違えるとその情報に操作されてしまう怖さなどまで踏み込んでいました。国語の一つの教材として内容を理解させるだけではなく、実生活と関わらせて子どもたちに学ばせていることが分かりました。

 驚いたのは、先生が新聞社に問い合わせて、アップの写真を使った意図を尋ねられていたということでした。正直、そこまでするのか…とも思いました。しかし、教材研究にはさまざまな方法があり、教師のやり方次第で、同じ教材でも子どもたちが吸収できるものは全く違うものになっていくのだと分かりました。

 次に玉置先生の模擬授業に生徒役として参加して感じたことについてです。私は、5つの数字を計算の組み合わせで1にするという活動で、最初は1を作ることができませんでした。どんどん手を挙げていく周りの様子を見ながら焦っていました。でも、他の子からやり方を聞くのではなく、「コツ」を聞いたというところで、次はどういうポイントで考えればいいのかということを掴むことができました。そして、実際に自分が数字を組み合わせてやってみることで、できた!という達成感を味わうことができました。

 実際の授業でも、ここはできてほしいと思うポイントと、子どもたちの理解度をよく見ながら、時間をかけて学習するところを決めるなど、柔軟性が必要なのだなと感じました。

 今回、生徒「役」という意識ではなく、完全に一生徒として授業に参加してしまいました。これからたくさんの模擬授業に参加して、生徒という視点から様々なことを学んでいきたいと思いました。ありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは。4期生の高桑です。今回のセミナーでは、「授業のあり方」について考えを深めることができました。

 伊藤先生と玉置先生の模擬授業で共通していたのは、わからない困ったという必然性のある状況をつくり、その上でわかっている人の意見を聞いたり相談する時間を設けることで、結果ではなく思考の過程に重きを置いた授業であったことです。子どもたちに正しい答えを求めるだけでは授業がただの答え合わせの時間になってしまうため、答えが出たとしても、「うなずいているけど何て納得したの?」と多くの子どもに根拠を聞いていました。私はそれを見て、もし自分が子どもたちなら、わかったふりができないなと思いました。わかったふり、わかったつもりが積み重なるとやがてそれが苦手に変わってくるため、子どもたちの核心をついた伊藤先生と玉置先生の授業の素晴らしさを感じました。

 私は今回初めて深掘りセミナーに参加させていただきました。模擬授業の後に行われた意見交換会では、同じく参加されていた先生方の視点の多さに圧倒されました。意見を求められた時にありきたりなことしか言えなかった私は、授業者や子どもたちの細かい言動ひとつひとつに目を向けられるように、注意力を鍛え、より多くのことを吸収できるような状態で臨めるようにしておくべきだなと感じました。玉置先生をはじめとする先生方、本当にありがとうございました。(高桑)
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