4期生ゼミ第3回(4月23日)井上さんの発表まとめ(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は井上君の発表について書きます。

 本の題名は根本正雄さんの『わかる・できる「根本体育」の基礎・基本 第9巻』です。

 この本の中で井上君が取り上げたのは拡散的発問と集中的発問についてと、発問の法則についてでした。
 
○「拡散的発問と集中的発問」
 拡散的発問とは子供の考えをたくさん出したい時に使う発問で、集中的発問とは子供の考えをしぼりこみたい時に使う発問です。拡散的発問をして子供の考えをたくさん出した後に、集中的発問をすることによって思考を限定し、子供たちの考えがもやもやしたまま授業を終わらずに深まりのある授業が展開されていきます。

○「発問の法則」
 いい発問を作るには3つの法則があります。
 1つ目は知覚語で問うこと。知覚語とは五感を使った言葉のことです。発問をするときに目や耳など具体的に言うことで思考を限定することができます。つまりこれは集中的発問です。
 2つ目は選択させる言葉で問うこと。「どこに」「誰に」に問うことで「この人か」と考えることを焦点化し、選択することができるようになります。
 3つ目は発見させる言語で問うこと。「どうしたらいいだろうか」や「どうして〜だろうか」といった発問で子供たちの考えを広げることができます。つまりこれは拡散的発問です。

 先日の加藤諒太君も良い発問についての発表をしており、良い授業作りにおいて良い発問というのは必要不可欠なものだとあらためて認識をしました。玉置先生は授業の最後に有田和正先生の授業では「バスの運転手さんはどこを見ているか」という発問を出して授業を終わりするとおっしゃっていて、子供たちの「はてな?」で授業を終わりにすることによって次の授業までに子供たちはバスの運転手さんを見るようになり、工夫した発問をすることで子供たちが自ら学ぶということができるのだと思いました。

 僕も9月から教育実習がありますが、発問を工夫した授業作りをしていきたいと思える発表でした。井上君お疲れさまでした!(竹内)

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