「算数楽しく授業術」(坪田耕三)から3(早川)

◯ P75中段
 私は、ある時、先輩から「もしも、5+3=7と答えた子どもがいたらどのように指導するか?」と問われたことがある。
 すぐさま、おはじきやブロックなどを持ち出して具体的に教えると言ったが、その先生は「まずは、それはそのままにして、
、『では、5+2』はどうなるか、と聞いてみなさい。」と言われた。この答えが「7」であれば、その子は、自分から「おやっ?」と思うだろう。「5+3が7で、次に5+3も7であれば、当然『おやっ』と自ら気付くだろう」と言う。「5+3」と「5+2」が同じということはないことに自ら気付くように導くのは先生の役目なのである。そこまでくれば、自分で「なぜか」を考える場ができて、それは本当の学びとなるのである。

● 自分も同じことを問われれば、ブロックなどの具体物を使用して、すぐに間違いを正してしまうのだろうと思いながらこの文章を読んだ。大学の講義では、「『待つ』のも先生として大事なこと」と言われるが、ただ発言が出るのを待つという場面以外に、このような方法で子どもが自らの間違いに気付くのを「待つ」というのもあるのだとわかった。計算ミスをただのケアレスミスとして扱わないようにも配慮すべきだと考えた。(早川)
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