4月28日教師力アップセミナー(赤坂真二先生)に参加して(高桑、静谷)

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 こんにちは。4月28日に行われた赤坂真二先生の教師力アップセミナーから学んだことや印象に残っていることを4期生の高桑と3期生の静谷で書いていきます。

 教師力アップセミナーに何度か参加してみて、講演される先生の共通点を新たに見つけました。それは、参加者同士で対話をする時には、必ず初めにルールを決めることです。今回、赤坂先生は次のようなルールを決めました。

 「30秒から1分ほど対話をしてもらうが、1人が話している途中で時間が来てしまったら次の対話では、まだ話をしていなかった人から話をするように」

 というルールです。このルールを対話をする前に決めることによって、対等に話をすることが意識化され、フリーライダーを生まない環境をつくっていました。これこそが協働の本質であるのだと学びました。私も授業をする際、子どもにただ単に発問を投げかけるのではなく、考えるポイントを話してから考える時間を与えたり、対話時のルールを決めることを徹底していきたいと感じました。

 ここからは、赤坂先生の講演を聞いて、印象に残っている言葉を2つ取り上げます。

 1つ目は、子どもの能力は教師次第という言葉です。もう間違いないの一言です。私もそのように感じてきたからです。子どもが「この先生に教わりたい、ついていきたい」と思ったら子どもの能力はぐんぐん伸びます。そのために、教師は人格の力が必要ですし、教養も必要です。教師という職業の責任感を改めて強く感じさせられました。

 2つ目は、良いアウトプットの場があれば、良いインプットもできるという言葉です。
これまでは、インプットしたことをアウトプットすることによって、知識が身につくというインプットとアウトプットの関係しか意識していませんでした。それが、アウトプットするためにインプットをするという新たな関係に気づかされ、よりインプットとアウトプットの関係性が明確化できたと感じます。

 講演される先生は、様々な視点から講演され、こんな見方があったのかと毎回思わされます。まだまだ自分の見方は狭いため、セミナーに参加して、見方をどんどん広げていきたいです。赤坂先生、ありがとうございました。(静谷)


 こんにちは。4期生の高桑です。私が今回の講話で1番印象に残ったのは、「フリーライダー」の存在です。学級全体で関わることができているのに学力が上がらないのは、やったふりいい子のふりをして周りにすぐ答えを教えてもらう「フリーライダー」が学習効果を下げているためであり、これはやがてやり過ごし型学級崩壊を招くことになると赤坂先生は仰っていました。

 私は初めてこの事実を知り、教師がこの「フリーライダー」を見落としているのが問題であるため、前もって子どもたち一人一人の理解度がそれぞれどのくらいなのかが目に見えるような工夫を学級システムに加えるべきだと思いました。これに伴い、教師の目を隅々まで行き届かせ細かく評価することによって、それを子どもたちに意識させることが必要ではないかと思いました。

 また、もう一つの対策として講話でも取り上げられていたように、学級が「チーム」として、それぞれの解決出来ない課題を協力して一つ一つ乗り越えながら関係性を作っていけるような環境作りをしておくべきです。赤坂先生の言葉を借りると「能力はかけ算構造になっている」ため、出来ない人がいるときに「手伝おうか」と子どもたち同士で声掛けができるような集団を教師として育てていくべきだと思いました。(高桑)
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