「算数楽しく授業術」(坪田耕三)から4(早川)

◯ P90(家庭教育への期待)
 学校にはたくさんの子どもがいてこその学びを追究する場だ。
 大勢の子どもがいてはじめて出来上がってくるものに価値がある。
 一人ではできなかったけれど仲間がいて助けられたとか、一人では気づかなかったけれど仲間の一言で、はっと気付くことがあったなどといった体験が豊かな学びになる。
 家でただ一人で勉強していても、この楽しさを体験することはできない。
 そして、この楽しさを味わった子どもたちは、教室での学びが膨らんでくると、当然のごとく教室を離れて追究しはじめる。

● この文章中に学校教育として行うべき授業の姿が、全て詰まっているように感じられた。近頃、一斉指導よりも少人数指導等の密な指導に関心が向いているような気がするが、学校とはどのような場所であるか考え直した上で授業づくりに励む必要があると感じた。また、家庭教育も保護者の方にやってもらうよう促すだけではなく、授業内での学びの延長を子どもが自ら家庭で行うよう仕組むのも教師の役割だと学んだ。(早川)
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