「算数楽しく授業術」(坪田耕三)から5(早川)

◯ P186 オープンエンド・アプローチ

 また、たった一つの正解をいろいろな方法で解く、といった考え方を変えてみるようにしたらどうであろうか。
 問題を、正解がたくさんあるように設定するのである。
 答えがいろいろ登場して、なるほどそういう考え方もあるのかと発想の転換を迫られることが多々ある。
 授業をそのように設定するのが、オープンエンド・アプローチである。
 これも授業の発展・応用と考えてよい。
 いろいろな授業方法を図示すると次のようになる。
(図略)
(1)解き方色いろいろ
(2)オープンエンド・アプローチ
(3)発展的な問題づくり

● 自分の考える子どもが意欲的に取り組む授業のあり方では、多種多様な考えを認めることがとにかく重要だと考えていた。しかし、エンド(問題の答え)がたくさん存在しても全くおかしくない状況にすることで、発言自体を恥ずかしがる・躊躇する子どもはぐっと減るだろう。勝手に自分の頭にはめられた授業の型の中で、授業技術を見つけようとしているということにこの文章から気付くことができた。(早川)
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