6月2日の授業づくり楽会を終えて(加藤諒、加藤奨、中澤)

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 こんにちは。今回は6月2日の授業づくり楽会について加藤諒、加藤奨、中澤が書きたいと思います。

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は6月2日の授業づくり楽会と名人会について書きたいと思います。

 午前は授業づくり楽会があり、道徳教材を元に20〜30分ほどの授業を作り、教員2年目の先生方に模擬授業をしていただくという内容でした。自分たちも授業計画を作ったのですが、展開や深く考えさせる方法など流石だなと思う部分ばかりでした。特に最後の揺さぶりの発問は流石だなと思いました。道徳の授業ではよく子どもたちは良い方向に考えるそうです。それを揺さぶる発問を取り入れることによって、本音で語らせるという意図があったそうです。本音で語ることこそ道徳の授業だと思います。そのような道徳ができるよう勉強していきたいと思います。

 僕たち4期生はこの秋に教育実習を控えています。教育実習では、道徳の授業をやることも多いと聞きました。今日学んだことを生かして、教育実習では授業を行いたいと思います!!

 午後からは名人会ということで、野木森先生に理科の模擬授業をしていただき、インゲンマメの秘密を見つけようという内容で行っていただきました。理科の実験教材を用いて行いましたが、この授業を受けて「実物に勝る教材はない。」ということを改めて感じました。インゲンマメの成長の様子を実際に芽を出し始めたインゲンマメを時間差で観察することができ、インゲンマメについて深い学びと発見をすることができました。また、机間指導においてはヒントを与えすぎず、目をつけるポイントだけを与えていくことによって、見方・考え方を養っていた。?で始まりオープンで終わるということが大切だと学ぶことができた。

 今回もとても貴重な体験、学びをすることができた。このような場を用意してくださった玉置先生ならびに先生方、野木森先生ありがとうございました。(加藤諒太)

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 こんにちは!4期の加藤奨基です。6月2日の授業作り楽会の名人会と前座会に参加させていただいての学びを記事にさせていただきます!

 午前の前座会では、初めて見る教材をもとにその場で30分程で道徳授業の指導案を作り、教員2年目の先生方に模擬授業をしていただきました。グループで指導案を作るところまでは同じくさせていただいたのですが、実際の授業ではさすがプロ!というのを実感しました。

 特に印象的だったのは「ゆさぶりの発問」です。自分たちゼミ生のグループでは、指導案作成の時にいくつかの発問は考えられたのですが、ゆさぶりの発問に目を向けることができませんでした。前座会の先生方は、道徳の授業をより深めるポイントであるゆさぶりの発問をしっかりと捉え、授業を子どもたちの生活へ生かす方向性を明確にしていました。このことから道徳の授業を作る時は(道徳に限らず)、この授業を通してどんな子どもを育てたいのか、どんな力を身につけさせたいのかを明確に意識して授業を組み立てていく必要があると学ぶことができました。そしてそれらの身につけさせたい力を育むため、深めるために「ゆさぶりの発問」があるのだということを学ぶことができました。

 またこの前座会では多くの授業技術も知ることができました。黒板を斜めに使って心情変化を表したり、十字に切って意見を種類分けしたりなど、ここでないと知れないような非常に実践的な授業技術です。板書は個人的に興味があるので、実習前に知ることができたのは大きな収穫だったと思います。

 午後の名人会では野木森先生の理科の授業に参加させていただくことができました!
以前にも野木森先生の模擬授業に子ども役で参加させていただいたのですが、その時と同じく、野木森先生の授業では「これ欲しい!」「これ見てみたい!」と思った物をすぐに出していただけるのです。興味を持ったものがすぐ出てくることで授業にのめり込むことができ、子どももどんどん主体的になると思います。

 また、「子どもにヒントを与えすぎない授業を続けていると、自然と子どもから主体的にヒントを求めるようになる」という言葉が印象的でした。なぜ印象に残ったかというと、これは確かに子どもの主体性を引き出すには効果的ですが、もともとその教科を苦手だ・嫌いだと思っている子どもには効果が薄いのではないかと思ったからです。そういった子どもにヒントを絞る授業を続けても、「あの授業は難しいからやっぱり嫌いだ」とより消極的になってしまうのではないかと感じました。そのため、ただ漠然とヒントを絞って授業をするのではなく、「この子はこの教科が苦手だから個人指導を多くしてフォローしよう」など、「子どもを見極める力」と「見極めて効果的に対処する力」がなければならないと思いました。

 今回もとても多くのことを学ぶとともに、実際のプロの先生方の凄さというものを改めて知ることができました。特に前座会の先生方は、自分たちゼミ生が今、必死に学んでいる授業技術をしっかりと自分の力にされていました。玉置先生がおっしゃっていたように、授業技術に裏打ちされたより良い授業をするために、授業技術を磨いていけばこんな素敵な教師になれるんだ!ということを信じて頑張っていきたいと思える会でした。ありがとうございました。(加藤奨基)

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 こんにちは、最近、玉置ゼミ書籍販売人となっている中澤です。今回は6月2日に開かれた名人会について記事を書きます。

 午前中は、道徳の授業づくりに参加しました。その中で私は、いかに考えさせたいことを揺さぶるかということが、道徳の授業を作る基盤になるということを学びました。私はその時、教材を読み、場面をいくつかに分けて、場面ごとで人物の葛藤を考えていくかを考えてしまいました。今振り替えると、その考え方は国語の授業を作る考え方になっていました。

 松井さんの授業を見たときに、揺さぶりたいところまでは、テンポよく進め、揺さぶるところで板書を細かくし、子どもの発言と先生の追求発問を繰り返していました。このことから私は、授業時間45分が想像以上に時間が少ないことと、細かい進行が積み重なって授業が出来上がっていることも学びました。ぜひ活用していきたいです。

 午後からは、野木森先生の理科の授業を受けました。授業を受けて学んだことは、実物は教科書を勝るということです。『教科書で授業をするという言葉はよく聞くが、現実的に普段の授業では、教科書に書いてあることを子どもが教科書を見ずに自分自身で再現することで精一杯になってしまう。』と書物で読んだことがあります。そのため、芽が出る過程を示した実際の植物が出てきた時は驚きました。まさに教科書で、書かれていない細かいことを子どもが発見し、学ぶように授業が構成することを可能にしたからです。私は、実際に本物を用意すること以上に、教科書で授業をすることがどういうことかを教えていただいたことに感謝の気持ちを抱き、考えを深めていきたいと思いました。

 最後に、毎度のことではございますが、大変素敵な会に参加させていただいたことに感謝の気持ちを申し上げたいと思います。ゼミ生としての日々が、自分が学校の先生になったときに、心強い励みになると日々感じています。玉置先生を始め関係者の皆様、ありがとうございました。(中澤)

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