6月10日 教育フォーラムから学ぶ (丹羽、安藤、秋田)

 皆さんこんにちは。先日名古屋で行われた教育フォーラムに参加させていただきました。そこで学んだことを3期生の丹羽と4期生の安藤と秋田で紹介させていただきます。

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 3期生の丹羽 亜由美です。私からは午前の部である若い教師向け授業づくりセミナーを通して学んだこと、教員になってからどんな道徳の授業がしたいかをお伝えします。

 岡村先生の道徳の授業をみて、最も印象に残っているのは、教員の揺さぶりの発問です。岡村先生の揺さぶり発問のあと、子どもたちの考え方に深まりが生まれました。やはり、表面的に考えている子どもだったり、綺麗ごとをいう子どもも中にはいます。ですが、教師が子どもの本音を引き出したり、考えを深めさせるためには、揺さぶりがいかに大切かを学びました。

 また、私が教員として道徳の授業をする際には、揺さぶりの発問に力を入れるとともに、資料を子どもたちに渡さず、教師が範読し、子どもたちがストーリーの中に入り込めるような道徳の授業ができるように取り組んでいきたいと思いました。1時間半という短い時間でしたが、大変勉強になりました。ありがとうございました。(丹羽)

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 こんにちは。4期生の安藤です。私は奈須先生の「深い学び」の講義から学んだことを「教科の捉え方」から書いていきます。

 奈須先生は''深い学び=教科の「本質」を大切にした学び''であると仰っていました。最初どういうことかよく分からなかったのですが、奈須先生の講義の中で、教師は教える「対象」ばかり重要視して、「対象」そのものを教えることに必死になりがちだが、教師は「対象」ではなけ「対象へのアプローチ」を教えなくてはならないといったことを仰っていて、なるほど、その都度の知識・技能だけでなく、学びに向かう力であったり、思考力・判断力・表現力などの資質・能力がともなって、子どもは対象はのアプローチができるので、その力を育てていくのが今回の新指導要領で教師に求められていることなのだと理解できました。

 そして、子どもたちが教科を武器にしてAIが発達していく未来を生き抜いていく・よりよい国を作る担い手になっていけるようにという教育の意図や教師としての心得を持って新指導要領や教科を捉え、子どもたちと向き合っていける教育者になりたいと思いました。(安藤)

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 こんにちは!4期生の秋田です!私は、この間、参加させていただいた教育フォーラムの午後に行われた、討論会でのことを紹介させていただきます!

 討論会では、柴田好章先生、鈴木明裕先生、寺田光宏先生がお話してくださいました。
私は今回、柴田好章先生の講話について紹介させていただきます。

 柴田先生は、深い学びの鍵は、「切実性」だとおっしゃっていました。子どもが、知りたい、理解したい、考えたいと思い、教師が、知ってほしい、理解してほしい、考えてほしいと思う。このように、教師と子どもも共に授業の価値を見出し、内在的価値を高めることが必要であると学びました。

 そのために、教師が児童生徒の十分な学びの機会を保証し、教室で生き生きと子供たちが学べるような環境も必要であるとわかりました。

 また、柴田先生は、学ぶとは、絶え間ない自己否定の連続による自己肯定とおっしゃっていました。物事や出来事に対し、「本当にそうといえるのか?」と批判的に捉えることが必要だそうです。ちょっとした疑問が強い考えになり、学びが生まれるのです。学ぶことは変わることであり、危機でもあるので、自己肯定感が必要ともおっしゃっていました。

 柴田先生のお話は、学ぶとは何かという根本的なものを追求したものであり、改めて学びとはどこに生まれるのか、どうしたら子どもたちは学びたいと思えるのかと考えさせられました。私自身も、常に学んでいる教師でありたいと思いました。貴重なお話ありがとうございました。(秋田)



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