4期生ゼミ活動 鏡味さんの発表について(高桑)

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 こんにちは。4期生の高桑です。今回は、鏡味さんのゼミでの発表について書きたいと思います。

『全員を聞く子どもにする教室の作り方』(著者 多賀一郎)

1.「聞く」ことの大切さと学級づくり

 多賀先生が「子どもの聞く能力を育てることができれば授業は何をしてもうまくいく。」と言い切るほど、「聞く」ことは大切だそうです。その理由は「聞く」ことがベースとなり、授業や学級経営を行っていくからです。

2.聞く子どもに育てるために

 聞く子どもに育てる教師の話し方で大切なことが3点あります。1点目は聞く緊張感を持たせることです。突然指名を与える場面をつくることで、油断せず先生の話を注意して聞こうという雰囲気になります。2点目は子どもにおうむ返しをしないことです。子どもが小さな声で発言したとき、教師はよくおうむ返しをしてしまいます。子どもには「先生は友達の話を言い直さないから、きちんと聞いてね」と宣言することが大切です。3点目は子どもに話す場合、暖急をつけることです。小さな声があり、大きな声が生きてくる。多賀先生は、落語の「間」や漫才の「ボケ」を学び、子どもが退屈せずに話を聞けるようにしているそうです。

 深め合いの時間では、3つの「きく」の話になりました。最初に必要になる「聞く」、目と耳と心できくの「聴く」、「なんでそんなことしたんだ」と問いただすの「訊く」。玉置先生は質問できる人はよいという考えから、「訊く」が1番高級であるとおっしゃっていました。

 鏡味さんの強みとも言える抑揚のある話し方で、クリアな発問がなされていたため、生徒側としては今何をするべきなのか明確で受けやすい授業でした。また板書を指しながら話す際に体を開くことが自然とできていました。

 最後に玉置先生から、グループ交流で話したことを全体に共有するときはグループごとに聞いていくと授業がだれてしまうというご指摘がありました。最初は指名し、その後は「つけたしやちょっと違う意見の人はいますか?」と聞くことによって改善するべきとのことでした。鏡味さん、おつかれさまでした。(高桑)
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