7月9日4期生ゼミ 井上くんの発表の記録(高桑)

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 こんにちは。4期生の高桑です。今回は、井上くんのゼミでの発表について書きたいと思います。

『算数学び合い授業スタートブック』(著者 宮本博規)

1.ちょっとした仕掛けで子どもの知的好奇心をくすぐる

 3つの植物のイラストが描かれたプリントが配られ、茎の長さを定規以外の身の回りのものを使って比べました。1番長い茎だと思うものを選ぶときに2つの意見に分かれ、周りの人と比べたときに2種類のプリントが用意されていたことに気づきました。これを知った子どもたちは大きく反応した後、教師の「どっちのプリントの茎のが長いか」という発問に、子どもたちは「どっちだろう?」と自ら疑問を持つことができます。このような仕掛けのある導入によって、知的好奇心を高めた状態で授業に入ることができます。

2.こどもの考えのつなぎ方

 取り上げた子どもの考え方に対して、受信者であるそのほかの子どもたちをどのように関わらせるのか。学びあいの授業をつくるためにはこの「つなぎ」は大変重要になっていきます。

 子ども側のつなぎ方には子どもたちの聞く力を育てることと、8つのつなぐ力を育てることがあります。⑴復唱する力⑵言い換える力⑶質問する力⑷付け加える力⑸意見する力⑹気づく力⑺想像する力⑻応援する力

 意見を聞くときに「アだと思う人はグー、イの人はチョキ、ウの人はパーを出してください」と指示していました。仕掛けによって意見が2つに分かれることを見据えた上での指示で、一斉に出すことで意見が分かれたことがはっきりと目で見える化されていました。これが子どもたちの「なんでだろう?」という好奇心のきっかけとなっていたのではないかと思いました。

 最後に玉置先生から、立って交流したときの収集のつけ方について、「5秒のうちに席に戻って」とカウントダウンするなど少し声かけを変えるだけで子どもたちの動きが変わってくることを教えていただきました。また口癖は中学生が真似をし始めるので、直した方がよいとのことでした。井上くん、おつかれさまでした。(高桑)
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