7月9日4期生ゼミ発表加藤奨基くんの記録(安藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。

 最近猛暑が続いており大変ですね。私は自転車で通学しているのですが、暑すぎて学校に着いたらまずアイスを食べ、学校の帰り道でもアイスを食べ…アイスを食べて暑さをしのいでおります。全然痩せられません。(笑)

 さて、今回は『道徳授業考え、議論する道徳に変える発問&板書の鉄則45』(著 加藤 信行)という本で発表してくれた加藤奨基くんから学んだことを書いていきたいと思います。

◎黒板を子どもたちに明け渡す
 最初に加藤くんは「短冊カード」の有効性をみんなに問いかけました。
短冊カードが板書において有効だと思う人は◯に、思わない人は×に手を挙げたところ、意見は半々くらいに分かれました。ここでの授業技術として、「お〜○と×がいい感じに分かれたね」「意見が違うってことはいい話し合いが出来そうだね」など、子どもたちがちゃんと意見を持てたことを評価し、意見が違ってもいいことを認め、これから話し合いをしていこうという雰囲気にもっていくために「束ねる」ことが大切であると玉置先生が教えてくださいました。

 私個人的には、この後の流れも難しいなあと感じるのですが、まず、◯の人を当てる、評価する、◯で同じ意見の人?ときき、違う意見の人がいたら当てる、そして次は×の意見をきいていく…というように子どもたち全員参加で、意見を橋渡ししていくことがポイントであると分かりました。最初は難しいと思いますが、もうすぐ控えている実習で使えるようになりたいです。)

 内容に戻ると、短冊カードが有効であるという○の意見としては、「板書の時間短縮に繋がる」「板書が整理される」などがでた一方、×の意見としては「子どもの意見がそのまま反映されない」「教師の答えの押し付けになりやふい」「子どもが受け身の授業になる」という意見がでました。

 板書は短冊カードは使いどころを見極めて適切なところでのみ使用し、子どもが書き込めるスペースを作るなどして子ども参加型の授業を作っていくのが良いということを学びました。板書においてもなぜ短冊カードを用いるのか、どういう意図で書くのか、という教師の意図が問われるということを認識しました。

◎教師は「知ったかぶり」をしない
 授業では教師も時に教えてもらうつもりで子どもの意見に耳を傾け、分からないことは知ったかぶりをしないで、子どもと同じスタンスで授業に臨むことが大切だといいます。これは授業技術としても、玉置先生が仰っている「物分かりの悪い教師になれ」という、、あえて子どもに「先生違うよ!」と突っ込ませるスキを作り、子どもが受け身にならないようにするテクニックにも繋がります。

 こちらも教師が知ったかぶりをすることの是非を問いかけられましたが、○×でそれぞれ意見が分かれ、その後の束ね方がポイントでした。特に、同じ○でもなぜ◯だと思うのかという理由が違う意見があるので、「同じだけどちょっと違う人?」と尋ねるようにして、○で意見をくくらないようにしたいです。そして最後に「違う捉え方があっていいね」と束ねることを忘れないようにしたいと思います。

 今回加藤くんの発表では子どもの意見を束ねる、ということを学びました。ぜひ模擬授業に生かしていけるよう、意識付けしていきたいです。加藤くん発表おつかれさまでした。(安藤)


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