教育実習で頑張りたいこと(中澤)

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 大学へ入学してから待ちに待ちに待ちに待っていた教育実習がもうすぐ始まろうとしている。同年齢集団による集団圧力から一時的に解放され、自分一人が何十人もの子どもを相手に正面からぶつかっていく機会であり、玉置ゼミ生ではない、心ない先輩や同年齢の人の発言に惑わされず、目を気にせず、自分の力を存分に発揮できる最高の機会である。勿論、授業技術は、玉置先生をはじめ、ゼミ関係者すべてのかたのお陰で学びとることができたのである。感謝の気持ちを抱きつつ、教育実習の目標を二点まとめていく。

1,学んだことを指導案に

 ゼミで学んだことがたくさんあるからその中で一つ二つを確実に行うという意気込みをよく見る。しかし私は、ゼミで学んだことを使わないと授業が成り立たないと考えている。私はもともとカウンセリングや学級経営については、小学生だった頃から妄想にふけるように考えてきたことだが、授業展開や発問、当て方については何も技術を知らなかった。よって、ゼミで学んだことが唯一の武器である。指導案を作成するときに、どのタイミングでどの技法を使っていくのかを想定して、積極的に活用していきたい。勿論失敗の繰り返しになるが、攻めの失敗を重ねて、技能を我が物にしていきたい。

2,過去の自分を裏切らないように

 私は、小学校の先生になりたいという思いに呼応して、教育実習生に対しても憧れがあった。なぜなら、教育実習生とは、教師になる夢を叶える一歩前のところにいる人だからである。夢を諦めないで歩み続けた人でないと教育実習生になれないと小学生の自分は思っていた。そのため、過去の自分は、「勉強もできないし不器用だし給食も食べられないけど、絶対あそこまで辿り着いて、バカで力がなくても、諦めないで努力を続ければ夢を叶える一歩手前までいけることを教えてあげるんだ!」と未来の自分にバトンを差し出していた。

 まさか自分がバトンを受けとる立場になると想像できなかった。バカでも努力を続ければ、上記したような大口を叩けるようにとは、本当に思ってもいなかった。私にとって教育実習は、大学の先生が訴えかけていただく以上に重たいものを背負っている実習なのである。過去の自分を裏切らないように、不安を抱えていた自分にエールを送れるように、実習を鬼真面目に過ごしていきたいと考えている。(中澤)

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