10月3日 3期生ゼミ菱川君の授業検討記録(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回は、ゼミで行った菱川くんの模擬授業について意見を出し合ったことをまとめていきます。

 菱川くんは小学校4年生の国語、4月の初めの単元である「春のうた」という題材の展開部分の授業をしてくれました。

 模擬授業後の話し合いでの論点は2点でました。一つ目は、詩の中に「くも」というワードが出てくるのですが、それは空の雲か、生き物の蜘蛛かということです。この詩の主役はカエルなのに、あえてカエルを取り上げず、くもというワードを使ったのはとても面白いと思いました。それと同時に、最初の授業にしては、難しすぎるのではないか、教師が誘導してしまう授業になりかねないというような意見も出ました。

 二つ目は、板書についてです。菱川くんは子どもたちの意見をしっかり聞きながら、黒板に板書をしていました。わたしも、板書することで、子どもたちは、先生はしっかり聞いてくれている、というように安心感を与えられるため、いいと思っていました。しかし、玉置先生からの講評では、後で使う意見の場合は板書を残し、子どもたちの声を聞きたいときは、しっかりと聞くことに徹する大切さを教わりました。実際にすべての意見を板書するわけにもいかないですし、板書をすることによって、子どもたちの発言のリズムが崩れてしまいます。なので、板書をするタイミングや、意図をしっかりと考えることを学びました。

 菱川くんの授業はとても先生としての温かみを感じることができ、受けていてとても楽しい授業でした。子どもの意見を価値付けるのがとても上手なので、わたしも子どもから出た意見を大切にできる授業がしたいと感じたゼミとなりました。(丹羽)
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