玉置ゼミでの2年間紹介(玉置)

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 そろそろ次年度、再来年度のゼミ決定時期になりますので、我がゼミの内容を書いておこうと思います。玉置ゼミとしては、5期生になります。

<3年生前期> 
 様々な教育実践者の書籍を読み、その書籍から自分がぜひ他のゼミ生に知らせておきたいことをレポートにまとめます。ゼミでは、それをもとに、授業風に要点を伝えます。単に説明するのではなく、どのようにしたら、よく伝わるかを考えて発表(授業形態)を行います。9月以降の教育実習での授業に生かすために、授業技術の基本を学び合います。

<3年生後期>
 教育実習が、小中学校で8週間ありますので、全員が集まってのゼミはなかなかできません。その代わり、玉置が主催している教育セミナー、玉置が指導助言に入っている学校での研究授業と協議会などに参加して、より実践的な学びをします。
 なお、12月末頃のゼミ合宿は恒例になりつつあります。

<4年生前期>
 教員採用試験に向けての学びを意識して、過去の教員採用試験に取り組みながら、その中から教育課題を決めて、話し合います。例えば、「不登校」の実態をもとに、学校ではどのような取り組みをしているのかを明らかにしたり、学級担任としての不登校児童・生徒への関わりとして、どのようなことをすべきかなど、様々な教育課題を現場レベルで考え、話し合います。

<4年生後期>
 授業力の基本を習得するために、それぞれ2本の授業提案をします。提案は、授業の一部を実際に行うことにしています。他のゼミ生は子どもの気持ちになって授業を受け、そこでの気づきを出し合い、様々なセミナーや学校参観での学び、自身の教育実習で得た知見などをもとに、力を高め合います。
 また、各自で研究テーマ(3年生前期からの学びを生かすテーマ)を決めて、卒業論文を書きます。いわばゼミでの学びの集大成です。ゼミ主催の卒業論文発表会を行います。

<2年間を通して>
 我がゼミは「書くことによって学ぶ」を揺るがないゼミ方針としています。したがって、ゼミにおいても、外部機関での参加においても、終了後は、必ず文章にまとめること、そしてそれを研究室HPの記事としてアップすることを常としています。
 また、土日に関わらず、玉置が主催あるいはスタッフとなっている各種教育セミナーや、学校での授業ならびに講演に積極的に参加するように呼びかけています。こうしたセミナー等に参加できるのは、玉置ゼミの特長の一つです。模擬授業などは、児童生徒役として関わってもらいますので、無料参加という特典もあります。これを利用して学ばない手はありません。
 さらに研究室には、優れた教育実践者の書籍など、「学級作り」や「授業作り」の基本や実際がわかる本がたくさんあります。教員となる前に、こうした書籍に触れておくことは、教員人生を送る上で、必ずや役に立ちます。これらの書籍をもとに、ゼミ発表をおこなったり、関心をもった教育実践者の書籍を次から次へ読んだりしている人もいます。
 また、私の36年間の学校現場での経験をもとに、安定した教員人生を送るためのアドバイスをしています。
 
 このような展開をしている玉置ゼミですが、すべてに自分のとらえ方と関わり方によって、身につく力は左右されます。ゼミに加入すれば、力がつくわけではないことを当たり前ですが、付記しておきます。

 なお、写真はプロカメラマンの美崎正雄さんに撮っていただいたものです。(玉置)

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