11月19日 蟹江小学校 校内現職教育に参加して(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。先日、蟹江小学校の校内現職教育に参加させていただきました。

 今回の研究対象は、「すれちがい」というテーマの道徳の授業でした。

 蟹江小の多くの先生方や、玉置先生を含めたスーツ姿の私達が1つの教室内を取り囲む中、子どもたちは極度に緊張している様子もなく、先生のあたたかな授業進行に夢中のようでした。

 授業は、お話のタイトル「すれちがい」のように、クラスの児童を半分に分け、それぞれに違う視点から書かれたお話のプリントを配ることで、お互いの事情を知らない主人公に合わせた授業展開をされていました。

 しかし、この進め方が後に議論の的になりました。それは、せっかく2つに分けたのにもかかわらず、分けた児童同士ではなく、それぞれの児童対先生の進行になってしまったからでした。工夫を凝らすあまり、授業進行を難しい設定にすると子どもたちに話の内容を理解させることが中心になってしまい、「考え、議論する道徳」「対話的な学び」「多面的・多角的」といった特別の教科道徳として目指されている目標とは違う方向とは変わってしまうとのことでした。

 私は、授業を拝見させて頂いて、以下の数点が印象に残りました。
・どんな発言を子どもがしても、ちゃんと受け止められていた(先生が勝手に付け加えることがなかった)
・先生が、終始笑顔だった
・グループでの話し合いで、子どもたちが必死に自分の考えを周りに伝えていた

 また、私が学習指導案を見ながら授業を参観させていただいたのでわかったことですが、子どもから思い通りの発言が出ないときに、先生が少し困ったような顔や、修正を促す発言があったようにも感じました。どんなに毎日多くの授業をされている先生でも、思い通りにならないこともあるよなと改めて痛感させられました。

 いかに、先生が日頃から授業に真剣に向きあって日々過ごさないといけないか、久しぶりに学校に入って感じました。

 最後になりますが、蟹江小学校の子どもたちについてです。子どもたちは、私達とすれ違ったときにしっかりと挨拶をしてくれました。校内を移動する間に、児童玄関も見ましたが、きれいに靴箱の中に靴が収納されていて小学校全体として指導がきちんとされているんだなと感じました。各クラスのランドセルも同様に、棚から何ながはみ出すということもなく、整理整頓の意識が子どもたちに染み渡っているようでした。授業だけでなく、学校生活全体で子どもたちを育んでいくということが、こういうことなのかなと少しわかった気がしました。

 蟹江小学校の校長先生をはじめとした先生方、そして玉置先生。参加させていただきありがとうございました。(早川)

※文章にする上で、どうしても上から目線のような表現が有ると思いますが、どうかご容赦ください。

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