「出張!授業深掘りセミナー」,「第九回教育と笑いの会」に参加して(1)(石川)

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 皆さんお久しぶりです。2期生の石川です。

 いきなりですが,最初に新たな玉置ゼミメンバーになる5期生や,私のことを知らない方へ簡単に自己紹介をしようと思います。

 私は,玉置ゼミの2期生として,昨年度(2017年度)に卒業した石川です。ゼミにいた頃は2期生の(なんちゃって)ゼミ長をしておりました。現在は,愛知県のどこかで講師として教員1年目を苦しみつつ楽しんでいます…(笑)。名前くらいは覚えていただけると幸いです。

 さて,今回は久しぶりの記事で12月1日(土)に行われた「出張!授業深堀りセミナー」,「第九回教育と笑いの会」について書こうと思います。非常に濃い学びをさせていただいたので,学びの共有を…ということです。

 先ずは,午前中に行われた「出張!授業深堀りセミナー」について。私は朝8時ごろから電車と地下鉄を乗り継いで会場に到着。そこで偶然1期生の松井先輩と合流。今回の授業者は野口芳宏先生。普段の授業深堀りセミナーでは,子ども『役』に授業を行うのだが,なんと今回は本物の子どもに授業を行うとのこと。

 30分と言う授業時間の中で行われたのは,国語の「うとてとこ」という詩の授業。開始から野口先生らしく厳しい言葉が飛び出す。

「手は《挙げる》。手を《曲げる》ではない。」
「声が小さいのはダメ。伝える意識が足りない。」
「先生の言うことを聞けば,どんどんいい大人になります。」
『教育とはそのままにしておかないこと』
『分からなさの自覚』を

 始めは,普段聞きなれない厳しさに子ども達は押されているように見えた。野口先生は,勢いに押されてあまり反応のない子ども達に苦戦している様子。しかし,野口先生の譲らない姿勢にだんだんと子ども達が食らいつき…。30分の授業はあっという間だった。

 授業後は玉置先生が進行をし,授業の深掘り。深堀りは野中信行先生の「野口先生の授業はまさに『向上的変容の連続的保証』がなされている。」との言葉で口火が切られた。ここでの学びをメモ程度に紹介する。 

・野口先生の授業は「向上的変容の連続的保証」がなされている。
・「出来ないことを出来るようにするのが授業」
・「教育」は「そのままにしないこと」
・「味噌汁ご飯授業」
・「分からなさの自覚」…分からないことを隠すのは間違い。
・「嫌われたくない…」と言う『教師の弱さ』
・「常時善導」
・「厳しさのない授業」,「逃げることのできない厳しさ」等々…。

 書ききれないほどの学びの中から,今回のキーワードは,間違いなく『教師の弱さ』だったと思う。『教師の弱さ』とは,授業において「嫌われたくない…。」「嫌いな教科にさせたくない…。」と言う気持ちから,厳しい指導が出来ない『心の弱さ』のこと。私自身,子ども達のことを思って厳しく指導をしたい反面,心のどこかでブレーキをかけてしまう事がよくある。野口先生は「否定されない子どもは成長しない」と話されるが,その「揺るがない心」が難しい…。

 上記の様に,午前中の「出張!授業深堀りセミナー」だけで,十分すぎるほどの学びをすることが出来た。その後,松井先輩と会場から徒歩10分ほどかかる蕎麦屋さんで昼食。私は温かいそばの上に鴨肉と焼き目のついたネギがのった「鴨南そば」を注文。午後の「第九回教育と笑いの会」に備える。

 (思いの外記事が長くなってしまったため,2部構成で投稿しようと思います。長々とメリハリのない記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。気が向いたら次の記事も読んでみてください。)(石川)

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