「出張!授業深掘りセミナー」,「第九回教育と笑いの会」に参加して(2)(石川)

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 皆さんお久しぶりです。2期生の石川です。

 この記事は,『「出張!授業深掘りセミナー」,「第九回教育と笑いの会」に参加して(1)』の続きになります。内容に繋がりはあまりありませんが,(1)も読んでいただけると幸いです。

 (2)の記事では,「第九回教育と笑いの会」について書こうと思う。この会は,『教育と「笑い」の会』ということもあって,学ぶ中でも笑うことがメイン。開始前アナウンスで,「本日は,空席以外満席となっています…」というアナウンスから仕掛けの多さを感じる。

 先ずは,玉置先生のあいさつ。そして,野口先生,志水先生,野中先生と3人続けて教育漫談。さすが,どの方も話すのが上手すぎる。特に,野中先生の「3・7・30の法則」に絡めた迫真の演技は食い入るように聞いてしまった。次の学級開きではぜひ真似をしようと思う…。第一部の最後は学校RR。大西さん・斎藤さんの軽快なテンポの「あるある」では,思わず「あるある」と言ってしまうほど。

 その次には,会費のほとんどがここに使われている(笑)という,プロの落語。「愛狂亭三楽さん」から始まり「柳亭小痴楽さん」「桂雀太さん」の落語。言葉だけでこんなにも想像させ,楽しませることが出来る落語の世界にどっぷり浸からせていただいた。普段,CDで落語を流しながら通勤することもあるが,生の落語は迫力が違う。多くの著名な方が「落語を聞きに行きなさい」という理由が分かる。

 最後は,「教育における笑いの効用」というシンポジウム。個人的にはここが一番面白かった。玉置先生の絶妙な司会に加えてパネリストの柳亭小痴楽さんのキャラクター,桂雀太さんの腕等々…。言葉を発するたびに笑いが起こり,笑いの中でしっかりとした学びがあったと思う。聞くばかりだと思っており,全くメモを取っておらず,後でかなり後悔するほど…。

 と,いうことで,私の記憶から無くなる前に記録を残そうと思う。基本的には柳亭小痴楽さん,桂雀太さんが学校寄席を行いに各学校へ行った際の話になる。

・「メリハリのある学校」はウケもよく,非常によく笑う。
・「教職員のあいさつがない学校」は,ダメ。
・「緊張」と「緩和」の連続。
・「師匠」と「先生」の違い。
 →「先生」は,「Aまで行け」と言い,Aまでの行き方を教えてくれる。
 →「師匠」は,「ここ(A)まで来い」と姿で見せる。
・「先生」から「師匠」へ。そのような時代の教育は素晴らしかった。
・「台詞」は盗むな「間」をぬすめ。
・落語という伝統芸能の「繋がり」等々…。

 箇条書きだけでは何のことか分からないと思うが,簡単に要約すると「教職員や子ども達に基本的な礼儀や学習規律(ここでいうメリハリ)が備わっていない学校では笑いが起きない。」ということである。教育においての笑いは,有田和正先生が「一時間で一回も笑いの無い授業をした教師は逮捕する。」と言うほど重要なものである。その「笑い」が,一見関係なさそうなメリハリの有無によって起こりにくくなるとなれば,日ごろの生活指導などがいかに重要になってくるかが良く分かる。

 すべての会が終わり,最後の〆として松井先輩と名古屋駅で中華料理のお店へ。このような縦のつながりが強固なのも玉置ゼミの特徴。百薬の長(お酒)と一緒に餃子や炒飯を堪能。最後の最後まで,非常に充実した一日を過ごすことが出来ました。

 セミナーや会を運営してくださった玉置先生をはじめとする皆さん,ありがとうございました。

 (書くことそこまで得意ではない私のよくわからぬ記事を最後まで読んでくださり,ありがとうございました。今回の上手く伝えられない学びが,少しでも共有できていれば幸いです…。)(石川)

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