1月23日 犬山西小学校での玉置先生講演会からの学び(鏡味、安藤、加藤奨基)

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 1月23日の犬山西小学校での玉置先生による算数授業をもとにした講演会からの学びを、鏡味・安藤・加藤奨基の三人より記事にさせていただきます!

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、犬山西小学校で、玉置先生が先生自身の算数授業のビデオをもとに、解説をしてくださいました。そこでの学びを2つ書きたいと思います。

 1つ目は、教師が児童に求める姿を、普段から教師も意識することです。犬山西小学校は、「つながる姿、みがき合う姿」を目標に先生方は指導をされていました。その、「つながる姿、みがき合う姿」を教師自身も職員室や会議中など普段から意識して行うことが大切だと分かりました。つながる姿とはどんな姿なのか、意見をつないでいくためにはどうしたらいいのか、どんな姿がみがき合っているのか、など本質をきちんと考え、教師自身がまず行動に移すことが大切だと学びました。教師が児童に求める姿をきちんと理解していること、そして教師もその姿になれること、これらが出来ないといくら児童に指導をしても、児童は求める姿にはなれないと思いました。

 2つ目は、授業の中で、たくさん価値付けを行うことです。玉置先生は45分の授業の中でたくさんの価値付けを行っていました。「意見が分かれたから話し合えるね」、答えを間違えてしまっても「仮説を立てることができたね」などと子どもは玉置先生にたくさん価値付けられていました。自分のどんな姿が良いのかを先生に褒めてもらえるのはとても嬉しいです。授業へのやる気も変わってきます。私自身、教育実習の授業ではこの価値付けを行うことがあまりできませんでした。分かっていても、次の展開を考えてしまい、言葉が出てきませんでした。初めましての子ども達を前に、授業の展開も考えながら、児童に対したくさんの「価値付け」を行う姿は、さすが玉置先生だなと思いました。これからも玉置先生の姿から多くのことを学びたいと思いました。玉置先生、本当にありがとうございました!(鏡味)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。先日の、犬山西小学校での学びを書かせて頂きます。

 犬山西小学校の研究テーマである、「仲間とつながり、みがき合う児童の育成」ということで、子ども同士がつながる、対話的な授業のためにはどうしたらよいのかということをたくさん学ばせて頂きました。その中でも今回特に大切だと思ったことは、「対話」について、教師が具体的な子どもの姿のイメージを持つ、ということです。「子どもがこの授業でどんな対話をしたらいいのか」それを教師が見本を示すことができるようにイメージを持つことで、価値付けの指標になるそうです。

 たしかに、簡単に「対話」と言えども、実際に「対話」するのは大人でもとても難しいことです。私も「対話」とは何か、よく分かっていませんでした。「対話」が「会話」になっている、玉置先生の言葉に、なるほどなぁ、と思い一方で、今まで自分が「対話」だとしていたものは「会話」ではなかっただろうか、と実習などを振り返り、根本的な意識の改善になりました。そんな大人でも難しい「対話」を子どもたちが自ずと始めることはありません。そのために教師が、「子どもに発話させ、価値付け、子ども同士をつなぐ」必要があると分かりました。

 玉置先生がされた授業の動画の中で、「どうしてそう考えたの?」と、子どもに自分の考えを言語化させ、「すごいこと言ってるよ!」「習ったことを使うアイデアすごいね!」と子どもの考え方を価値付け、その考えの変容を言わせる玉置先生は、毎度、価値付けのタイミングや子どもにかける言葉がとても絶妙で、子どもが他の人の考えに耳を傾けたくなるよう意図してされていることが伝わってきます。さすがプロ教師の技だなぁ、と思いつつも、今まで漠然としていた、子ども同士のつながりの具体的なイメージを持つことができたのは、対話的な授業をするための第一歩だと思います。

 玉置先生はいつも「授業を考える時には、最後にこの授業で子どもが何と言えばいいのか、子どもの言葉で考えろ」と仰っていますが、対話的な授業についても、具体的な子どもの姿を教師がイメージすることが必要で、その大切さを感じることができました。 犬山西小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。1月23日に犬山西小学校で玉置先生の講演に参加させていただくことができたので、記事にさせていただきます。玉置先生が以前に別の小学校で行われた飛び込み授業の映像を見ながらの講演ということで、映像ではありますが玉置先生の授業を直接見るのは初めてだったのでとても興味深く見せていただくことができました。

 講演に参加させていただいて特に感じたことが、犬山西小の校長先生も仰っていたように、玉置先生は子どもの発言・行動を価値付けることが適切で、かつ素早いということです。映像の中で、玉置先生は子どもの出した答えが間違っていても、「考えるのはいいことだよ」「仮説を立てて考えるのはすごいことだよ」と出した答えを褒めるばかりではなく、考えた経緯までを価値付けていらっしゃいました。このように文字や言葉で表すと「当然だ!」と思われるかもしれませんが、教育実習を経験し、教員人生につま先ほど踏み出した自分からすると、自分の予想しえない子どもの発言を瞬時に価値付けられるというのは非常に難しいことだと感じます。子どもの発言・行動を「その場で」「瞬時に」価値付けられていたところに、玉置先生の凄みを改めて感じました。この「その場で、瞬時に価値付けること」を犬山西小の校長先生は「即時評価」と仰っていて、目指すべき授業技術の一つだと思いました。

 今回のセミナーの反省点としては、玉置先生の「校長先生に、教採面接のことを伺ってみなさい」というフリに対応しきれなかった点です。しっかり面接練習を行って、何か月後にもしまた機会をいただけた時には、ばっちり応えられるようにしようと思います。最後には温かいコーヒーとおいしいワッフルもいただくこともでき、心身ともに充実した講演になりました。公園に参加させていただいた犬山西小の校長先生をはじめとする先生方、改めて深く学ばせていただいた玉置先生、ありがとうございました。(加藤)
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