「佐々木昭弘の理科授業 これだけは身につけたい指導の技45」(佐々木昭弘著)を読んで(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。
 今週の教師力アップセミナーで講演される佐々木昭弘先生の「佐々木昭弘の理科授業 これだけは身につけたい指導の技45」という本を読んで学んだことを書きます。

 この本には、理科の授業準備や板書の書き方など、理科授業について45のポイントが説明されていました。

 その中で2つのポイントについて学んだことを書きます。
 1つ目は、ポイント9の「グループで活動させるときに注意することは?」です。グループでの学習は、教師の目が行き届きにくいため、きまりを合言葉にして全員が意識できるようにするということがありました。そのルールは、
「め」…迷惑をかけないこと
「け」…けがをする(させる)危険なことをしないこと
「さ」…差別して友達を悲しませないこと
「じ」…時間(時刻)を守ること
の「め・け・さ・じ」です。子どもからの「これしてもいいですか」というような質問に対して「『め・け・さ・じ』のどれかを破りそうですか」と返すことで、子どもがいいのか悪いのかを考えることができるとありました。きまりを決めておくことで、子どもが何を考えればいいのか分かるため、主体的に子どもが判断できることを学びました。

 2つ目は、ポイント16の「理科授業の『板書』の基本とは?〜展開部〜」です。展開部の板書では、自分の立場を明確にする方法の1つとして「自信度チェック」を確認するということがありました。出た予想を分類し、その予想に対する自信度を確認します。「ぜったい・たぶん・ひょっとしたら」の3段階で自分の気持ちに当てはまるところに自分の番号の書いたカードを貼り、実験が終了したらカードを移動する時間を設けるというものです。このようにすることで、子どもの自信に変化が生じたことが黒板を見て分かり、さらに教師が子どもの自信度を確認することができるということを学びました。


 今回、理科授業の本を初めて読みましたが、来年度配属される学年によっては、理科も教えることになるのでとてもいい機会になりました。どの教科も自信を持って教えることのできるように、教科指導の本もこれから読んでいきたいと思います。セミナーではどのようなお話をお聞きすることができるか楽しみです。(松田)
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