犬山西小学校での玉置先生講演会からの学び(高桑、高橋、山田)

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 こんにちは!4期生の高桑です。今回は、1月23日に犬山西小学校で行われた、玉置先生の講演会で学ばせていただいたことを書きたいと思います。

 映像で玉置先生の算数授業を見ながら、先生の言動の意図を解説していただいたのですが、玉置先生の授業技術がこれでもかという具合に詰め込まれていて、自分だけでは気づけないことにも注目することができたため、新たな学びが多くありました。

 その中で、私は玉置先生がおっしゃっていた、「算数は答えがわかってからが算数」と言う言葉がとても印象的でした。これは、教師がすぐに答えを教えしまい、そこからどう考えたらその答えにたどり着けるのか考えさせることが大事だということを意味します。
こうすることによって、答えという1つの目標に向かって、子どもたちがそれぞれの意見を出し合ったり、自分たちなりに規則を見つけて議論するというような、主体的で対話的な授業ができあがっていたのではないかと思います。

 また、玉置先生の授業を見てて、やはり教師のつなげる言葉や即時評価が大切だということを強く感じました。そのためには、子どもの様子や表情に着目したり、ノートに書いてある考えを把握しておいたりと、子どもたちの考えを色んな方法で受け止められるようにしたいと思いました。玉置先生、素敵な講演をありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは、4期生の山田志摩です!先日、犬山西小学校で行われた勉強会について記事にさせていただきます。

 玉置先生が、自身の算数の飛び込み授業の映像を見せながら講演をしてくださったのを、先生方と一緒にお聞きしました。

 授業の中で特に印象的だったのが、玉置先生が児童の発言に対して、瞬時にそのよさを見出して価値付けていた姿です。「考えるということが大事なことだよ」「仮説を立てるというのは中学生でやることだ。すごいことだよ」と、答えよりも考えた過程に重きをおいて価値付けをされていたので、答えが違っていた子もも、自信とやる気を継続させることができたいたと感じました。このような「その場で、瞬時に価値付けること」を犬山西小の校長先生は「即時評価」と仰っていました。その子の良さを見つめてじっくりと言葉を選んで評価することも大切ですが、授業においては、この「即時評価」が有効だと感じた反面、頭の回転の良さや、語彙力を必要とする難しさがあるなと感じました。

 また、犬山西小学校では、研究テーマとして「仲間とつながり、みがき合う児童の育成」を掲げており、「つながりあう授業」についても先生方の発表の中から学ばせていただきました。子どもたちが授業を通してつながりあっている姿を学年、学校で共有し合うことが大切だと感じました。

 犬山西小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの場を用意していただいてありがとうございました。(山田)

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 1月23日、犬山西小学校での玉置先生の講演会に参加させていただきました。講演会では、形埜小学校で玉置先生がされた飛び込み授業の様子を見ながら、つながる姿、みがき合う姿とはどのようなものかについてのお話でした。

 飛び込み授業は、小学4年生と5年生が合同で、算数の授業を受けていました。授業を見て感じたことは、玉置先生の発する言葉の少なさです。例えば、授業の核に迫る良い発言が出たとしても、すぐに「その通りだね、ここは…」と説明に入るのではなく、「すごいことを言っているよ」とクラス全体に匂わせてから、もう一度児童に説明してもらっていました。教師が説明するのではなく、子どもの言葉をどんどん繋げて授業が進む様子を見て、彼らの考えが深まっているのではないかと思いました。

 また、「いけそうだったら笑顔、嫌だと思ったら困った顔」というように表情発言で子どもを授業に参加できるようにされていたことも印象に残っています。表情発言なら、全員が授業に参加しながら、自分の意思を示すことができるという良さがあると分かりました。

 授業内では、仲間の意見を聞いて考えが変容した子どもの姿があったり、前の児童が使った言葉を引用しながら説明する姿があったりと、子ども同士の繋がる姿が見えました。そして、教師はその子どもの繋がりを生むために、意図的指名や、価値付けをしていく役割があるとわかりました。

 今回、「つながる姿、みがき合う姿」ということについて犬山西小学校の先生方の考えをお聞きできたり、玉置先生の授業から学ばせていただき、まずは繋がりを大切にしなければみがき合いは生まれないのだなと思いました。

 玉置先生は、「繋がれないリスク」という言葉をおっしゃっていましたが、授業を通して子どもの繋がりを作るために、私たちも繋がりを大切にしなければならないと感じました。

 今回はこのような貴重な学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました。(高橋)
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