美和文化会館でのセミナーからの学び(高橋、小谷川)

 こんにちは!4期生の高橋です。3月26日、あま市美和文化会館行われた、玉置先生のセミナーに参加させていただきました。

 今回の講演は、「若い教師の困ったを解決する授業術」ということで、教師になったときに直面する問題のリアルを知ることができました。

 今回学んだことは、教師には全体を引っ張っていく力強さと、その中で、立ち止まって、必要なときに寄り添う細やかさが大切だということです。

 授業中、泣いている児童がいたら、という場面で、私はその児童に寄り添うことが第一だと思っていました。しかしそれでは、対応している間、その子以外のクラスの大半を放っておくことになります。この場合、「休み時間に話を聞くからね」という対応で良いのだそうです。

 この一言、たった数十秒の対応の中には、クラス全体の方を大切にしながらも、泣いてしまった児童へも寄り添う気持ちが伝わると感じ、とても納得しました。

 教育実習中、私はこの「全体を大切にする」ということが出来ず、授業中にスキを作ってしまったり、他の児童の不満を募らせてしまったりした経験を思い出しました。目の前の出来事に対応するので精一杯で、その他の子供のことを考えることが出来ませんでした。全体を大切にするという確かな指針が自分の中にあれば、あらゆる場面で正しい判断のもと、対応できると思いました。

 もちろん、この場合は必ずこの対応、という正解があるわけではありません。だからこそ、対応の基礎となる考え方をきちんと知っておくことが重要だと感じました。

 私たちはまだ、今回取り上げられていた「困った」を実際には経験していない立場ですが、いずれは必ず直面する問題だと思っています。学生のうちから、このような貴重な学びが出来ることに心から感謝します。今回もこのような機会を与えてくださり、ありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました教育学部4年の小谷川です。今回は3月26日にありました、美和文化会館での玉置先生の教師の困ったを解決する授業術の講話についてかかせていただきます。

 若い教師のための講話であったため、学級づくりに関しての様々な話をきくことができました。特にはじめの1ヶ月の大切さと、どのようなことに気をつけて、またどのような学級の形にしていくのがいいのかなどを詳しく知ることができました。

 教育現場にはほぼマニュアルのようなものはなく、クラスの色や雰囲気はその担任の先生の人柄を表していたり、それぞれの先生方で教え方やまとめ方が違う、個性をだしていくのが当たり前という印象が今まではありました。しかし今回の講話ははじめの1ヶ月の学級をまとめるための、良い意味でマニュアルのようなものであり、これからの1年、生徒の生き方を決めるとても不安な1ヶ月間を支えてくれる柱になるだろうと感じました。

 私は教育実習のときも感じたことですが、やはり生徒とフラットになりすぎて友達先生になりがちでした。教育実習での1ヶ月間というのは現場に立った際のはじめの1ヶ月間とほぼ同じ気持ちを持つだろうなと感じ、講話での教師の陥りやすいところなどの話、判断するべきポイントにどれだけ目を配れていただろうかと実習での自分の動きと照らし合わせて多くのことに思い当たる節や、反省、こうするべきだったのかなどの発見をすることができました。特にルールの共有については今後意識していきたいことだと強く感じました。小さなことでも学級の中でのルールを設けて、それを共有するというとても単純なことではありますが、統制をはかるにはすごく大切なことだと感じました。

 学級づくりだけでなく、授業をするときのポイントや学級崩壊の流れや核となるものが何であるかなど今まで知りたくても知らなかったことを多く学ぶことができました。ありがとうございました。(小谷川)
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