6月3日5期生ゼミ発表記録(酒井)

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 こんにちは。朝晩と日中の寒暖差に驚きを隠せない5期生の酒井です。

 さて今回は3回目となったゼミでの発表について書かせていただきます。私が紹介した本は石井順治先生が書かれた“「学び合う学び」が生まれるとき”という本です。

 今まで紹介してきた授業技術に関する本とは異なり、本書は授業の本質にせまる内容が書かれており授業式にするのがとても難しかったです。ですが、5期生のみんなに共有したい素敵な内容だったので伝えるためこの本を選ばせていただきました。

 読んでまず、「小中学生、5人に1人、人といると疲れる。総務庁調査」という見出しの記事が読売新聞の一面トップに掲載された(2000年12月24日)のを知ってとても驚きました。

 このニュースに加えて長崎や新潟小学生の殺傷事件を受けて、子どもたちの分断された他者関係の深刻さを学校はどう考え、対応策を講じていったらよいのか問題提起しています。と同時に、大勢の子どもが通う学校こそが、子どもたちの他者関係の歪みに対応できる場はないのではないか。と石井順治先生は著しています。

 この意見に私はとても納得がいきました。現代の日本には「学習」をすることができる施設や機会はいわゆる「学校」と呼ばれるところ以外にもたくさんあります。例えば、学習塾や予備校、家庭教師などです。しかしそれらと、小学校や中学校、高校など(以下学校)は違います。人と人が出会い、理解しあい、支えあっていくことの大切さを学ぶことで人格形成をする場が学校なのです。

 続けて石井先生はその中心は学校生活の大半を費やしている授業あると述べています。これに関してはここだけ読むと、他の時間はどうなのか!と思うもしれません。私もその1人でした。

 読み進めると、授業で語りあえているC小学校の神田先生のクラスの記録をビデオでおさめていた石井先生はそのクラスの印象を子どもたちが常に自然体であるということと、子どもと子どものつながりがはっきり見えた、と述べています。これが「授業づくりは学級づくり」という考えを大元に行われた成果を表していると考えられるのではないでしょうか。

 またこの段落では子どもを信頼した時、子ども達も教師を信じてくれていたことも書かれていました。先ほども述べた通り、学校生活の時間のうち授業がほとんどを占めているので子ども達との信頼関係を気付くにはよい授業を行うことが大前提であるはずです。よい授業というのは、子ども達の疑問や意見を大切にしたり、教師の都合で進めるのではなくある程度子ども達のペースに合わせて展開していったりと様々な条件をクリアして、結果的に子ども達がこの先生は信じられるな、授業以外でも関わりたいなあと思ってもらえるようなものなのかな、と思いました。

 インタビューの中で神田先生は、作文を書く授業を通して子どものことが良くわかるようになって、そういう積み重ねの中で、子どもたちって授業で変わっていくんだなあと思うようになり、生活指導と学習指導がひとつのものであることに気が付いた、とも述べています。この話から学級経営と授業の深い関わりを改めて感じることができました。

 発表は想像以上に難しく、たくさん行き詰まってしました。聞いてくれた仲間には本当に感謝しています。いただいたアドバイスも有難いものばかりでした。

【アドバイス1 発問は答えやすい文章で伝える】
 内容が複雑だったとはいえもっと嚙み砕いて言えば、尋ねていることが伝わり授業が盛り上がったんだろうなあと思います。おなじ内容を問うにも質問の仕方が違えば返ってくる反応も違うことを身をもって感じました。

【アドバイス2 机間指導では全員に声をかける】
 机間指導の際に今まで個人の主観で良いと感じた意見にだけコメントしたり、赤ペンを入れたりしていました。しかし、それではなにもしてもらえなかった子はどんな気持ちになるでしょうか。意見自体だけでなくたくさん書けていることや、丁寧にかけいることなども十分価値のあることなので声をかけるべきだと学びました。心掛けていきたいです。

 残り1回の発表ですが、気を引き締めて臨みたいと思います。(酒井)
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