6月1日前座会・名人会での学び(中澤・長谷川)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太と五期生の長谷川朋美です。今回は、6月1日に行われた前座会・名人会について記事を書きたいと思います。

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 こんにちは!5期生の長谷川です。今回は6月1日の真打・前座会、名人会に参加させて頂きました。その中で、東海プロアナウンサー庄野俊哉さんから学び得たことをまとめます。

 突然ですが、皆さんはアナウンサーが、カメラの丸いレンズの上、真ん中、下、どの部分を見て、話していると思いますか?…。

 私を含め、会場の方々は、上か、真ん中だと予想しました。しかし、答えを聞いて驚きました!なぜなら、庄野さんはレンズの下の方を見て話をしていたからです。レンズの上の方だと、顎が上がってしまい、真ん中だと、相手がじっと見られている感じになります。レンズの下を見ることで、顎が下がり、喉が締め付けられず、丁度話しやすい姿勢と、目線になるそうです。私は、てっきり真ん中を見ていると思い込んでいたので、衝撃的でした。改めて、プロアナウンサーとしての意識の高さを実感した瞬間でした。

 庄野さんは、相手に伝わる話し方をするために「音量、話すスピード、間」を意識することが大切だと仰っていました。音量は相手が心地いいと感じる大きさで話すことや、場所によってボリュームを変えることが大切です。スピードは相手のコンディションをみて、判断したり、話す内容によって変えたりすることです。例えば、ご年配の方には、ゆっくり話すことや、理解がしやすい内容は早く、難しい内容はスピードを落として話します。このように緩急をつけることで、相手に伝わりやすい話し方になることが分かりました。

 私は相手を見て話すことで、ちゃんと理解して聞いているのか、確認することができると思います。庄野さんは話し方のコツとして相手が「うんうん」と頷く間を取ること、待つこと、が 大切だと仰っていました。もし間を取らず、話を進めた場合、話から落ちてしまった人は、それ以降の話に、ついてこれなくなってしまいます。授業でも、大切なことを話す前は少し間をとることや、主発問の前に間をとることで、教室内の雰囲気が変わることがあります。いかに、この「間」が話すときや、授業をするときポイントになる、ということを知ることができました。

 他にもアナウンサーという仕事を通して、相手の視線に合わせて話をすることで距離が縮まり、話しやすい関係になると仰っていました。これは、教師も子供と目線を合わせて会話をすることが大切なので、プロアナウンサーと教師には多くの共通点があるなぁ、と感じました。

 今回も多くの学びを得ることができました。ありがとうございました。(長谷川)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は6月1日に開催された真打・前座会、名人会について、記事を書きたいと思います。

 『バスの赤ちゃん』の道徳の授業では、本音を取り出し考えを深める道徳の授業の手本を私は体感しました。

 若いお母さんを引き留める乗客の気持ちを考えさせるだけならば、お母さんを思いやる気持ちは大切だという綺麗事で終わってしまいます。そこで、引き留められたお母さんの気持ちを問いかけ、引き留められない場合、思いやりを成立するためのもう一工夫は何かを考えさせました。

 その結果、綺麗事でない現実的な状況を想起させ、登場人物に自分を合わせ、実践的な思いやりのある行動を考えさせることを可能にしていました。

 また、プリントの回答欄に自分の考えと相手の考えを卵の形でメモをするようにしたこと、二項対立の円グラフで自分の考えをより明確に表せるようにしたことを行っていました。私は、このアイディアの出すまでの思考のしかたを参考にしたいと思いました。

 一期生さんの国語の授業をみて私は、自身の作品の本質を見る力の不足さを痛感しました。私は詩の教材研究のときに、文法や詩の内容だけを汲み取っていました。しかし、詩は、作者が物事について感じたことを伝えるものであり、文章のつながりを読み取ることができませんでした。文章をみるものさしの大切さを再認識し、教材研究をする力を伸ばしていきたいです。

 一日を通して、山田先生をはじめ、多くの先生方から財産を多くいただきました。お忙しいなか、素敵な学びの時間を作っていただき、ありがとうございました。(中澤)
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