6月1日前座真打会・名人会での学び(井上・二村)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は先日行われた、前座真打会・名人会について書かせていただきます。

 今回は国語の詩の模擬授業を見させていただきました。模擬授業をしていただく前に、学生だけでも授業で使う教材を見て、指導の仕方を考えました。いろんな意見が出ましたが、まとまらず...。結局何を一番教えたいのかがはっきりせず、改めて教材研究の難しさを感じました。

 そして、前座会の模擬授業を見させていただいたところ、子供達に興味を持たせる工夫であったり、話し方が考えられており、さすが現場で働いている先生方だ!と思うとともに、自分の力のなさを感じて悔しくも思いました。

 模擬授業の中で特にすごいと思ったところは子どもと子どものつなぎ方です。松井さんは子どもの意見を他の子に説明させたり、分からなかった子に自分の言葉で説明させたりと、子供を中心に学びを広げていて、教師が説明をすることはほとんどありませんでした。

 模擬授業が終わった後、松井さんの話を聞いている時、声のかけ方、説明の仕方、繋げ方には全て意図があり、計画されていたことを知り、恐ろしく思いました。これを全て授業をしている時に考えて行動していると思うとゾッとしたからです。

 2つの模擬授業を見させていただき、それぞれに色があり、工夫一つで授業の雰囲気がガラッと変わりました。そのことに授業の面白さを感じると同時に改めて教師の行動には全て意味を持たせることの大切さと、教材研究の大切さが分かりました。

 また、午後の庄野俊哉さんによる話し方の講義では、相手にとって聞きやすい声はどんなものか、聞きやすい声を出すための訓練など、貴重な話をしていただき、とても勉強になりました。教採の面接でも使えそうなことが多くあり、この学びを早速生かしていきたいと思いました。

 このような機会を作ってくださった玉置先生をはじめ、授業をしてくださった先生方、山田貞二先生、庄野俊哉さん本当にありがとうございました。ぜひこれからに生かしていきたいと思います!(井上)

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 こんにちは!5期生の二村葵です。今回は6月1日に行われた前座真打会・名人会での学びについて書かせていただきます。

 私は特にその中でも午後から行われた山田貞二先生の道徳の模擬授業について取り上げさせていただきます。

 山田先生の授業を受けさせていただき、まずテンポの速さに驚きました。生徒の意見や言葉の拾い方が的確で、一言でまとめ、メモ程度で板書することで、リズムを崩すことなく授業を進めることができることを学びました。

 生徒との関わり方や意見に対する反応で、生徒の意見を言い換える時、「これでいいかな?」と生徒に確認することや生徒の意見に対して「あぁ、なるほど!」ということで、自分の意見が尊重されていると感じることができたり、受け入れてもらえると感じることができると思いました。私は生徒に対する反応や声かけが苦手なので、そういう声かけが自然とできるようになりたいです。

 また、大事な言葉は単語でキーワードとして大きな声で繰り返し、強調しているのが印象的でした。

 よりよい道徳の心得として、「一緒に考えること」を教えていただきました。教材と向き合い、教師自分自身が学び、共感的に授業をすることが大切だということを学びました。生徒の質問に対して、分からない時があると思います。その時は見栄を張るのではなく、「あ!本当だ。すごいことに気がついたね!」「そうだね。分からないね。あとでみんなで考えようか。」など褒めたり、共感しながら一緒に成長していくことができる教師になりたいと思いました。道徳は心情変化、心情強化であることを学び、多角的に考え、ゆさぶりをたくさんするとても貴重な授業を受けさせていただきました。

 今日学ばせていただいたことを生かし、これから成長していきたいです。授業をしてくださった山田先生、機会をくださった玉置先生ありがとうございました。(二村)
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