7月22日 五期生ゼミ発表から学び得たこと(北神)

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 こんにちは!五期生の北神です。7月22日に『子どもが考え、議論する問題解決型の道徳授業 事例集 小学校』をもとに授業をしました。 私は、小学校教育実習の配当学年が6年生になりました。だから、今回は、6年生の教材である「のりづけされた詩」を使って授業を行うことに決めました。 今日はその授業発表から学び得たことを書きます。

 今回の学習指導要領改訂によって、「考え、議論する道徳」へ質的転換をすることが強調されました。これまでのように、読み物教材を読んで登場人物の気持ちを考えるだけでは、子ども達はそれを自分に置き換えるのではなく他人事のように考えています。だから、読み物教材はあくまでもきっかけにすぎず、「自分ならどうするか」「主人公はどうしたらよいか」について多面的・多角的に考えることが大切なのです。

 今回参考にさせて頂いたこの本の授業は、登場人物の気持ちを前から順番に追っていくのではなく、早い段階で読み物教材から離れ、自分が主人公だったらどうするかを議論するというものでした。こういう授業が問題解決型の授業で、主人公を自分に置き換えて考えさせることができるということがよく分かりました。実習で道徳の授業をする際も、問題解決型の授業になるよう意識したいです。

 そして、もう一つ学んだことは、教材は最初から全部出さないで良いということです。今回の授業では、教材を2回に分けて読みました。今回の授業で私が一番大事にしたかったのは、「自分が和枝なら正直に話すか、話さないか」を議論する中で、できれば正直に言わないでいたい気持ちと誠実でいたい気持ちの葛藤があることを知ることです。後半部分には、和枝が先生に話しに行く場面があります。それにつられてほしくないなと思いました。しかし、感動教材や範例教材のように最初から通して読んだ方がいいものもあるそうです。授業のねらいに合わせて、教材の読み方も工夫したいです。(北神)
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