7月22日 5期生ゼミ発表からの学び(中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。7月22日のゼミ発表からの学びを書かせていただきます。

 今回は「研究授業で使いたい算数教材20」をもとに小学校6年生の比例の単元で模擬授業を行いました。見本となる日本の国旗を見せてから、少し小さめの国旗を作るため3つの長方形を提示して「あなたなら3つのうちどの長方形で国旗を作りますか?」という問いを投げかけました。2つ目の長方形と3つ目の長方形で意見が分かれたのでその理由を何人かに聞いたのですが、玉置先生からこの場面では全員の意見を聞くべきだと助言をいただきました。比例の最初の授業なので、これから先の比例の概念を理解していく上でもここで時間を短縮すべきではないとのことでした。

 実際全員の意見を聞いてみると、「バランスが良さそう」「縦と横の長さがバランスが良い」「見た感じ似ている」「ぱっと見で似ていると思った」「なんとなく似てると思った」「消去法で残ったもの」などさまざまな出てきました。同じことを思っても、一人ひとり表現の仕方が違っていたりもするので時間をかけてでも全員に意見を聞く場面を作ることも必要な時があると学びました。

 また、この3つの長方形にはまだ長さを提示していません。子どもの口から「長さ」という言葉を出させたかったのですが、これが全く上手くいきませんでした。子どもに気づかせたいという思いだけが私の中にはあって、うまい問いかけが分かりませんでした。先ほどの「パッと見た感じ」「なんとなく」の意見を取り上げて、「このなんとなくとか、ぱっと見た感じとか、ちょっとモヤモヤした状態だと思うんだけど、この長方形にどんな情報が入ればこのモヤモヤが取り除かれて分かってきそうかな?」という問いかけを見本で玉置先生が見せてくださいました。すると自然と子ども役の人から「長さ」という呟きが出てきました。まだその場や状況から発問を考えるような授業技術を私は持っていないので、玉置先生のような子どもが自然と呟くことができる問いかけを事前に準備しておくことが必要だと学びました。

 今回で3年生前期のゼミは最後でした。5期生の仲間の発表と玉置先生の助言から本当にたくさんのことを学びました。この学びを教育実習で活かしていくことができるように頑張っていきたいと思います!(中西)
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