8月9日真打会での学びについて(長谷川・竹内)

 こんにちは!5期生の長谷川です。先日、ルネック勝川で行われた前座会に参加させて頂きました。私は教育実習まで、1ヶ月を切ったので、まずは、教材研究をする際に気をつけることについてまとめます。

 私が今回印象に残ったことは、めあてが提示されていたとしても、子どもは、教師の発問したところにしか着地しないということです。つまり、教師がめあてとは、異なったり、遠ざかった発問をしたとしても、子どもたちはその発問に対して考えてくれますが、めあてからズレた授業展開になってしまう恐れがあるということです。このことから、いかに教師の発問やアプローチの仕方が大切か、ということを学びました。

 そのために、教材研究をするときは、何を子どもたちに気づかせることができたら、ゴールなのか、と最初にゴールを決めます。これはどの教科についても当てはまります。ゴールが定まらず、ブレてしまうと、最後まで曖昧な授業となってしまうので、最初にしっかりと決めることが大切だと感じました。

 次にゴールが定まったら、ゴールに達するためにはどんな手立てや、発問をする必要があるのかを考えます。この際、注意することは、子どもの思考にあった発言を考えること、段階、学級に応じた授業展開を行うことです。少し難しい内容であれば、スモールステップを用意したり、アプローチの仕方を変えたりすると授業の流れがスムーズになるということが分かりました。そして、教師主導型にならないように、子どもの流れに沿った授業計画を心がけることを、和田先生のアドバイスから学びました。

 授業テクニックについて学んだことは、子どもの意見が出やすい環境づくりにするために、教師自身が自己開示して、例をあげることや、子どもの発言に対して共感することです。そして、発表のさせ方も、様々で、意図的指名、テンポよく沢山の人にあてる、発表者を数人あてて立たせ、同じ意見が出たら座らせる、などと、1つひとつの指示や言動に工夫がされているなと感じました。読み方ひとつにも、指読みを行い、授業から落ちてしまう子どもを作らないという意図があり、実習に沢山活かすことができる深い学びとなりました。

 最後に和田先生から「進歩したいと思うから進歩できる」という素敵な言葉を教えて頂きました。これからも、もっと学んで進歩したい、成長したい、スキルを身に付けたい、という気持ちを大切 に、多くのセミナー等に参加させて頂きたいと思います。ありがとうございました。(長谷川)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日行われた真打会に参加して学んだことについて書きたいと思います。

 前半は尾張前座会の黒田先生による模擬授業でした。私はこの授業から教師の指示の大切さを学びました。黒田先生はホワイトボードを使う際、文字の大きさは「げんこつ1つ分」と伝えたり、「左側の人が発表係で右側の人は書記係」と役割を決めたり、「2人で1つに決める」とペアワークのゴールを明確にしたりと分かりやすい指示をされていました。特に低学年において、指示が明確でないと伝わらないので、こういった明確な指示を大切にしていきたいと思いました。黒田先生、模擬授業に参加させていただきありがとうございました。

 後半は三河前座会の1期生牧野先生による模擬授業でした。牧野先生の授業では、児童役の何気ない一言への対応力に今の自分との力の差を痛感しました。模擬授業後の検討会では牧野先生の「授業の中でも学級経営を」という言葉をおっしゃっていたのが印象的で、そういったことを普段から心がけているのだと思いました。模擬授業でも児童役の発言や良い姿がある度にその都度全体へ伝え、児童たちに良い行動を意識させようとしていました。私も来年の春からは「授業の中でも学級経営を」という言葉を大切にしていきたいです。

 牧野さんは今までは玉置先生から名前を聞く1期生の先輩という印象でしたが、今回初めて牧野さんと関わる機会を設けていただきました。先生と児童役という関係でしたが、それだけでも人柄の良さを感じ、私も牧野さんのような相手のことを想っているという気持ちが伝わる温かい教師になりたいと思いました。牧野先生、模擬授業に参加させていただきありがとうございました。

 そして私事ですが、この日は愛知県教員採用試験の1次結果発表でした。最初の1時間程は気持ちがソワソワしていましたが、結果を見て無事に合格することができ安心しました。これまでたくさんの方にご指導をしていただきましたが、みなさんありがとうございました。このまま2次試験も頑張りたいと思います。最後になりましたが、授業と学び研究所のみなさん今回の真打会に参加させていただきありがとうございました。(竹内)
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