9月7日教師力アップセミナーでの学び(高橋・関口)

 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、山田貞二先生の教師力アップセミナーからの2つの学びについて書いていきたいと思います。

 まず1つ目は、教材の登場人物の心情、行動を自分事として考えることです。この場面で、自分だったらどうするのか、もし自分がこの主人公だったらどう考えるのかを子どもたちに投げかけることで、教材の登場人物の気持ちや行動を読み取るだけで終わりではなく、自分ごととして考えることができると学びました。教材を通して、自分自身と向き合うことができるようにするため、役割演技などをする際も、効果的に子どもたちが内容に入り込めるよう、工夫していく必要があると感じました。

 2つ目は、一人ひとりの納得解を見つける、ということです。講演の中で、「道徳とはなにか」ということについて考えました。辞書的な意味では、日常的に守るべき習慣、人のふみ行うべき道、など結構広い意味で捉えられていました。ですから、一人ひとり自分の考え方があり、何をどう感じるかということに正解はない、というお話にとても共感しました。

 道徳の授業においても、無理にみんなで1つの答えを見つけようとはせず、一人ひとりが真剣に自分と向き合い、たどり着いた答えなら、それを互いに認め合うことのできるクラスを作っていきたいなと思いました。教材を使って、登場人物が、自分の道徳的な考え方で選択した行動であれば、合っているも間違っているもない、ということを忘れないようにしたいです。

 今回、3回目となる山田先生の講演でしたが、実際授業を作る、となった際に大切にしたいことをたくさん学ぶことができました。山田先生をはじめ、関係者の皆さん、貴重な学びの機会をありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は教師力アップセミナーに参加して学んだことを書きます。

 私が1番ポイントだと感じたことは、「納得解」を求めることです。1時間で収めたい、価値を理解させたい、と思い教育実習では1つの価値へと導きました。

 しかし、それでは多様化が進んでいるにもかかわらず、互いを認め合うのではなく、「これが正しいから外れたものは違う」と共生とはかけ離れてしまいます。価値から離れる考えを否定するのではなく、様々な面からの考えを互いに認め合うこと。またそこで終わらず、様々な立場から考え議論し、納得解をもたせることが大切だと今回学びました。

 もうひとつ、パターンに入り込むと怖いことを漢字や並び替えのクイズで実感し、自分なりに考えることの大切さも感じました。

 今回1つの教材でも様々なやり方があることを学び、目の前の子どもたちに合わせながら自分のやりやすさも考えて授業を展開できたらいいなと思いました。そのためにまずは、山田先生の本を読んで様々な方法を知り、自分のものにしていきたいです!山田先生、関係者の皆様、本日はありがとうございました。(関口)


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