9月28日いのちの授業第15回記念大会での学び(井上・関口)

 こんにちは!4期生の井上です。今回は「広げよう!命の授業第15回記念大会」に参加してきました。その中で心に残ったことを講演の前半部分を中心に記していきたいと思います。

 まず講演の最初に、盲目の歌姫・上田若渚さんの歌声を聞きました。心に響く、力強い歌声で、何度か涙腺が緩くなってしまいました。私は自信を持って、やりたいことをして生きている!!という想いを歌声から感じとりました。素晴らしい歌をありがとうございました。

 次に鈴木中人さんの講演を聞きました。小児がんで景子ちゃんを亡くしたお話を聞き、命の有限さを改めて感じました。

 私も最近、高校の友人を亡くしました。癌だったと聞いています。そのこともあり、鈴木中人さんのお話は私の心へ直接染み込んでいきました。命は突然なくなってしまう。有限なものである。だから「今」を大切にして生きていこう。そう感じました。

 また、鈴木中人さんの行動力が本当に凄いと思いました。景子ちゃんを亡くしたことから命をバトンタッチする会を立ち上げ、沢山の苦悩の末、道徳の教科書に載るまでになりました。鈴木中人さんの1歩が周りの共感者を引き寄せ100人集まり、100歩になり、また共感者を集め100歩が1000歩となり...。周りを巻き込み、行動して変えていく。とてもカッコいいと思いました。これから生きていく中で、「行動すること」意識していきたいです。

 講演の後半部分は上甲晃さんによるお話でした。人生のバイブルになるお話ばかり。その中で笑いを入れ、たくさんの伏線を張る巧みな話術。参考にしたくても、自分の実力では決してできないと感じる程、濃いお話でした。上甲晃さんのお話は関口さんがまとめてくれていますので、私はこれくらいにしておきます。

 今日のセミナーはいつもとは少し違う、しかし教師としては絶対に欠かせないことを学ぶことができ、充実した半日となりました。帰りには玉置先生から軍資金をもらい、スタバに行きました。そこでも近況報告だったり、講演の話ができたのでよかったです!本日はありがとうございました。(井上)

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 こんにちは!4期生の関口です。今回は9月28日に行われた、広げよう!いのちの授業第15回記念大会について書きます。

 上田若渚さんのミニコンサートから始まったのですが、歌声は美しい中にも迫力があり、歌で感動するとはこういうことなのかと実感することができました。ちなみにお話や話し方もすごくほっこりするもので、自然に笑顔が引き出されていました。

 鈴木中人さんは、「いのちと志」というテーマでお話しされました。その中で授業を始めた頃の動画を見せていただいたのですが、今との話し方や表情の違いにとても驚きました。その動画では、すごく伝えたいという思いが出ており、わたしは胸を打たれましたが、伝えたいと思うだけでは伝わないことを気付かれ、即効性を求めずきっかけになればと思われているそうです。

 私はまだ、子どもに対して必死に指導をしたことはありません。だからこそ、一生懸命言えば伝わると勘違いしないようにしなければならないと思いました。

 また、上甲晃さんの講演は、シナリオを全て変えられたとおっしゃっていたのですが、爆笑がたびたび起こりつつ人生について考えさせられるものでした。キーワードがたくさんありましたが絞ってあげていきます。

 1つ目は、「受け入れる」ことです。私は何かあった際、考えても無駄なことをくよくよ考えてしまい切り替えがあまりできないなと日頃から感じています。しかしそれは、自分のダメな部分や良くなかったことを受け入れられていないだけなのだと気付きました。もし受け入れて、次自分には何ができるのか、どうすればできるのか、そして実行に移すことができれば、貴重な時間を無駄にすることなく周りにも心配をかけることも減るのだろうなと思いました。

 2つ目は、「話し方はテクニック、聴き方は人間性」ということです。話し方の本はよく並ぶが聴き方はあまり見ない。それは人間性だからだと伺い腑に落ちました。何かあった時に「これを話したい!」と頭に思い浮かべる人はきっと聴き方が上手で人間性も素晴らしいのでしょう。友人間でもそうですが、教師としてではなくひとりの人間として子どもの頭にそのように浮かぶようになればそんな素敵なことはないなと感じました。

 3つ目は、「教育は経済ではない」ことです。落としても割れないようにプラスチックの皿を使うのではなく、落とさないように割れる陶器の皿を使うというお話では、子どものためにしていると思ったことが本当は子どものためではないかもしれないと立ち止まって考えることの必要性も感じました。確かに子どもが安全で過ごすために危険を取り除くことはできますが、もし子どもがひとりだった時に除かれていた分、何もできなければさらに危険な目にあわせてしまいます。何が1番子どものためなのか、常に考えられる教師になりたいです。

 4つ目は、「長所でつまずき、短所に救われる」ということです。私はよく自分の考えの足りなさや知識のなさがすごく残念になります。しかしその分、周りから学ぶことが多くあり周りに支えられていることを強く感じます。短所はハンディではなくて、見方を変えれば感謝できる部分になるということ。このような考え方ができると1つ目の「受け入れる」が今よりもっとできるようになるのではないかと考えます。
まだまだたくさんはっとさせられるお言葉やお話がありました。自分が描いていた理想はどこかかけ離れていたり多少の妥協があったのではないかと講演後思い返しました。

 今回の大会では自分の理想が明確となり、やるべきことやコツも掴めたように感じます。足りてない部分ばかりが目に付きますが、一歩一歩近づけるよう素直初段を目指して頑張ります!鈴木中人さんをはじめ、上田若渚さんや上甲晃さん、また多くの関係者の皆様、本当にありがとうございました!(関口)
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