10月9日 後期ゼミ 安藤さんの授業発表 記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。朝晩が肌寒く、ようやく秋を感じられるようになりました。

 今日は後期2回目のゼミでした。安藤さんの授業発表の記録を書きたいと思います。

 対象は小学校5年生、教科は算数で、内容は「三角形の面積を求める」というものでした。前時までに、「長方形を半分にすることで直角三角形の面積を求めることができた」というところまで押さえています。以下、簡単なやりとりで示します。

T: 先生ね、マックの三角チョコパイ好きなんだけど、みんなどっちが大きいか比べてくれる?(直角三角形ではない三角形を2つ示す)
T: このままでは長さが分からないので、今日はスペシャルシートを用意しました!(1センチ×1センチのマス目のあるシートを三角形の下に敷く)
T: 分かっていることを書き込むね、何かな?
S: 横は6個分のマス!
S: 高さは分からないかも。縦がどれか分からない。
S: 縦は4個分!

T: 先生が1人ずつシートと三角チョコパイの画用紙を用意したので、紙を切ったり貼ったりして大きさを求めてみてください。

 今回は以上で切られました。ゼミ生の意見の中では、安藤さんの柔らかい話し方や様々な意見を受け入れようとする姿勢がとても良いという点が上がりました。また、強いて言えば、縦が4で、横が6だけではなく、しっかりと単位(センチメートル)を書くとよい、というアドバイスが出てきました。

 玉置先生のご指導では、大きく2つの視点が出てきました。

⒈ベースになるものは最後まで黒板に残しておく
2.ある程度導くことも大切

 まず、1つ目はこの授業でいえば、前回の授業の復習で使った、直角三角形の画用紙とそれを求めるために書いた長方形の線を残すということです。前回の授業で学習した「長方形を半分にして直角三角形の面積を求める」ということを踏まえて、今回の問題でも何とか活用してみようとすることこそ、算数的な考え方だといいます。やはり、板書は1時間の授業の流れを考えて、意図的に残しておくべきだと学びました。

 2つ目の、「教師がある程度導くこと」は今回の授業でいえば、先ほどの直角三角形の板書を指差して、「さっきは長方形を半分にして求められたけど、今回は無理だよね??」と仕向けていくそうです。そうすると、子どもたちの中から「今回も長方形を使ってできそう!」という言葉が出てくる、また、1人1つマス目シートと三角形の画用紙を配った際には、思わず「切ったり、貼ったりしてみてもいいですか」という言葉が出てくるのだといいます。

 今日は、ゼミ生3人の授業発表から学び、授業って奥が深いなぁと改めて感じました。私も来週、授業の発表が待ち構えています。貴重な機会で、より多くのことを学び得られるよう、しっかり準備をしていきたいと思います。(安部)
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