10月10日尾張前座会に参加させて頂いての学び(加藤諒太・杉山)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太と5期生の杉山です!今回は10月10日に参加させて頂いた尾張前座会での学びについて書きたいと思います!!

 4期生の加藤諒太です。今回は10月10日の前座会での学びについて書きたいと思います。

 この学びの会には初めて参加させて頂きましたが、一番学びとなったことは現場の先生方の学び続ける姿勢の素晴らしさです。一つの授業に対してここまで考えているのかと、驚きを感じると同時に、来年から現場に入っていく自分にとって、学び続ける教師の明確なイメージを持つきっかけとすることができました。

 また、会の中での国語の作文指導の単元でのご指導では「子どもが書くことを嫌いにならないこと」が大切だと学びました。確かに、どんなに丁寧に正しい書き方を指導しても書くことが嫌いになってしまってはどうしようもないと思います。教師は正しい書き方を教えることも大切ですが、その根本には書くことは楽しいのだ、学ぶことが楽しいのだということを子どもたちに伝えることが大切なのだと改めて学びとることができました。

 理科では、理科の実験で正しい結果を得られない時、どうまとめに持っていくのかということがテーマとなりました。これを聞いた時、僕自身もどうしたらいいのだろうと疑問を持ちました。先生方のご指導では、正しい結果を得られない原因の一つとして、実験器具ということがあげられました。実験器具の準備も一つの教材研究であると思います。実験や観察は、理科の学習を深める上でとても大切なものだと思います。その結果を肌身で感じられるような器具を準備することも大切なのだと学びました。

 また、より根本的なものとして、「子どもたちが調べたいと思って取り組んでいるか」ということも挙げられました。やりたいと思えることは見通しを持って取り組めているということで、予想と結果が違えば自然と疑問を解決しようと試行錯誤することに繋がると学びました。子どもたちに教師が授業をするのではなく、子どもたちが授業を受ける理由を子どもたちの中に作ることが基礎として大切なのだと学びました。

 算数の授業についても、先生方の数字を使うと話が膨らまないと言うご指導には驚きを感じました。算数なのに数字を使うことがよろしくないとはどういうことかと、疑問に思いました。しかし、考えてみれば数字を使って仕舞えば問題によってはただの計算になってしまいます。問題文から数字を導き出し、答えまで繋げることが、数学的な見方・考え方を働かすことではないかと思います。ただの計算で算数を終わらせるのではなく、より深い学びとすることが大切だと学びました。

 今回の会では沢山の現場での悩みや授業工夫を学ぶことができました。このような機会を与えてくださった玉置先生を始め、先生方、現場での悩みや授業工夫を見せてくださった先輩方ありがとうございました。(加藤諒太)

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 こんにちは。小学校の教育実習を終えて一息付いている5期生の杉山です。今回は10月10日(木)に、小牧勤労センターで行われた尾張前座会からの学びを記します。

 今回、尾張前座会に参加して、特に教材研究の大切さを学びました。特に印象に残った学びを順に記します。

 まず、課題を設定する際に、子供達が「やりたい!」と思うようなもの設定することが大事で、課題において、答えのヒントになるようなものにしてしまうと、子どもたちはそのヒントでしか考えなくなってしまい、子どもの持つ柔軟で多様な考えを引き出せなくなってしまうので、課題を設定する際は、教師は吟味する必要があるということです。

 次に、国語の書く単元において、子どもたちに「ここだけはおさえる」ところを明確にして、文章の書き方も、書き出し、終わり、段落構成等を指定することで、授業を円滑に進めることができます。また、「書くチャンス」を増やすことで、子どもたちが「書くこと」を嫌いにならないようにすることも大切なことであるということです。個人的には、子どもが書いた作文を添削しすぎず、子ども自身でどんどん書かせて、「書くこと」に慣れさせることであると考えました。

 最後に、教科書や、教師用指導書が絶対ではないということです。確かに、指導書に書いてあることは理にかなっていて、とてもスムーズに授業が進むようになっています。しかし、それは児童の実態に合っていないことがあり、授業で指導書通りにやろうとすると、上手くいかないことがあるということです。

 授業をする際は、児童の実態に即した授業をすることが大切で、それにはやはり、児童を一番近くで見ている教師が、自分で授業を作り上げることが一番です。そのためには、自分で資料や教材、問題を作り、いかに児童の発言を引き出せるか・待てるかがとても重要になってくると思いました。

 小学校の教育実習を通して、数えきれないくらい多くの学びができましたが、この前座会に参加して、まだまだ学ぶことが数えきれないくらいあることを痛感しました。教材研究がどれだけ大切かを改めて学ぶことのできる、素晴らしい会でした。

 今回、このような学びの場を設けて下さった玉置先生、授業と学び研究所の方々、前座会の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

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