10月14日教師力アップセミナーでの学び(井上・加藤・安藤)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は先日参加してきた教師力アップセミナーについて書いていきたいと思います。

 今回は野口芳弘先生による講演でした。メリハリのある話し方で、すっと頭に内容が入ってきました。

 まず心に残ったことは「今日来てよかったね。」と何度も講演中に話されていたことです。その理由としては、人は分からないと分かった時に楽しくなり、学びたくなる。そして分からないことが分かった時に喜びを感じる。今日のこの講演で、分からなかったことが学べた。または、できるようになったから野口先生は「今日来てよかったね」と話されていたようです。こう言われると、ああ今日来てよかったなあという気持ちにより一層なれるなと感じました。

 私は子どもたちが今日来てよかった!と思えると、また明日学校に行きたいなと思えると考えています。そのため私は、授業を工夫することや、学級経営を充実させていきたいと考えました。分からないことを見つけることや、それが出来るようになる経験を子どもたちにしてもらうことで、今日来てよかったと思える学級を作っていきたいと思いました。もちろんその度に「今日来てよかったね」という言葉を忘れずにかけていき、子どもたちに恩を着せていきたいです(笑)

 また、今回の講演で気づいたことがありました。それは話しが上手いなあと感じる人は、話の中に笑いを入れている。ということです。野口先生もそうでしたが、ずっと堅い話ではなく、たまにクスッとできるそんな時間が定期的にありました。これは玉置先生でもそうですし、以前参加したセミナーでも話が上手いなあと感じる人は皆笑いを入れていました。

 話の中に笑いを入れることで単調でなくなり、笑いが良いアクセントとなり話をより一層聞きやすく、そして良い話にしてくれる。そう感じました。

 そう気づいたからには、私も実践しないわけにはいきません!たまに話の時にクスッと笑える場面を意識して作っていきたいと思います。そしていつか野口先生や玉置先生のように自然と笑いのある話ができるようになりたいです。今後に期待していてください!頑張ります!

 今回も非常に学びのあるセミナーになりました。ありがとうございました。(井上)

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 こんにちは、玉置ゼミ四期生の加藤奨基です。10月14日の教師力アップセミナーに参加させていただいた時の、野口芳宏先生のお話からの学びを記事にさせていただきます。かなり久しぶりに野口先生にお会いしましたが、変わらずお元気で年齢を感じさせないパワフルなお話でした。

 今回の野口先生のお話で特に共感できたことが、子どもの語彙力を拡充の際に「チャンスを生かす」ということです。例えば、「ありの行列」を子どもたちに教える時に「蟻」と漢字で板書して「蟻は虫だから虫偏が付くんだね」と教えます。また、「行列」と「整列」は何が違う?など類義語や対義語、同義語を教えます。このように、子どもの語彙力を増やすには、子どもたちの現状から見て教えられそうな言葉が出てきた時に、そのチャンスを逃さず関連付いた言葉を教えていくことが大切であると学びました。

 しかし、「ありの行列」を使い範例を示しながら読み進める展開はとてもゆっくりとしたものでした。自分のような国語が好きでいつまでも関連語彙を聞いていられる子どもは気にならないと思いますが、国語が苦手な子どもは苦痛に感じるのではないかと思いました。そこで、どのようなタイミングで「チャンスを生かす」のか、疑問に思い野口先生に質問させていただいたところ、流れを遅らせてしまうようなタイミングではなく、話の本流から逸れない程度にチャンスを生かしなさい、というお返事をいただくことができました。

 今回の教師力アップセミナーでもたくさんの学びをさせていただくことができましたが、一番印象的だったことは野口先生に質問させていただくことができたということです。かなり緊張しましたが、著名な先生に直に疑問を答えていただくことができ、とても良い経験になりました。授業を見せてくださった野口先生、松井先生、機会をくださった玉置先生や関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!4期生の安藤優里です!今回は先日の教師力アップセミナーにて、野口先生のご講演、そして松井先生の模擬授業から学ばせて頂いたことを書いていきたいと思います。

 野口先生は厳しい先生ですが、子どもたちに力をつけさせたいという願いが根底にあるからこその厳しさであることがいつも伝わってきます。

 冒頭から、野口先生が仰った「教育は分かっていることをなぞるだけではだめだ」という言葉がいきなり胸に刺さりました。私自身、まだ未熟で、この授業で子どもたちに力をつけることができたのだろうか、何を教えられただろうか、と思うことがあるからです。
私は今日の講演で、子どもたちの学力をつけるには、まず、知らないことに出会う喜びを教え、そしてしっかりと教えなければならないことは教えることが大切だと感じました。

 知らないことに出会う喜びについて、野口先生が常に「分からなさの自覚」を大切にされていて、「分かる人は◯を、分からない人は×をノートに書きなさい」という指示で、立場を明確にさせながら、全員を授業に参加させていました。そして、ノートに×を書いた人には「今日来てよかったねぇ〜!」と何度も繰り返し仰っていました。学力を付けるにはまず子どもが、分かりたい!知りたい!と思うことが何より大切だと思います。私も野口先生のように子供たちに、分からないことを大切にした授業をしたいです。

 そして、しっかりと教えることについて、野口先生は低学年であろうと、教科書ではひらがなで表記されている言葉も、板書には漢字で書くことに驚きました。これは、国語の学力=読字力+語彙力+文脈力であることより、漢字(表意文字)を用いることで、読字力と語彙力を高める意図があります。チャンスを生かしながら、語彙の違いを教えたり、必ず手を動かして書かせたりと、野口先生の徹底して学力をつけさせるための指導、その信念を貫く姿にとても感銘を受けました。

 昨年初めて野口先生にお会いできて、今年のセミナーも大変楽しみにしておりました。野口先生の言葉や教育観に触れたびに、自分の指導はとても甘いなあと反省するとともに、たくさんの刺激を受けます。来年も野口先生にお会いできるのを楽しみにしております。関係者のみなさま、ありがとうございました。(安藤)
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