野口芳宏著「全員参加の授業作法」を読んで (中江)

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 こんにちは!6期生の中江です。「野口流 どんな子どもの力も伸ばす全員参加の授業作法」という本を読みました。今回はこの本を読んで学んだことを記事にしたいと思います。

 小学校の授業の中で子どもが挙手をして子どもが意見を発表する。そしてその意見から新しい学びを子どもにつなげていく。この流れはとても理想的な授業のあり方なのではないでしょうか。

 しかし、子どもの挙手にばかり期待して授業をすすめるのは全員参加の授業とは言えないかもしれません。なぜなら、挙手しない子どもを無視してしまっては全員参加の授業にはならないからです。

 この本では、挙手する子どもと挙手しない子どもに対する教師のあり方を課題として取りあげていました。教師にとって積極的に挙手をする子どもを優先するのは簡単なことでしょう。しかし、挙手をしない子どもにはどのように接したらいいのでしょう。

 私はこの本を読む前であれば、その課題の答えを考えることができなかったと思います。本を読みすすめていて、子どもには様々な表情があって、音声発言、ノート発言、表情発言、音読発言が存在することを知りました。挙手だけで子どもの発言を求めるのではなくて、その子なりの反応を教師が積極的にひろっていくことが授業に全員が参加するために必要なことだと思いました。

 私は教師を目指すにあたって、子どもの表情をしっかり見ることができる力をつけたいです。それぞれの子どもがその子の方法で反応をすると思います。それに気づいて学びにつながるように教師がつなぐ役目を果たしたいと考えています。(中江)
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