心を動かされた4コマ漫画(大久保)

 こんにちは!5期生の大久保です!今回は初めて四方山話を書いてみます!(記事に死という言葉が多く用いられています。ご了承の上読んでいただけると幸いです。)

 題名にしているので、お分かりかと思いますが、今回は私が心を動かされた4コマ漫画ついて書きます。

 それは...

 Twitterで流行している「100日後に死ぬワニ」という4コマ漫画です。

 軽く内容を説明します。と言ってもタイトルが全てを物語っています。作者は、きくちゆうきさんという方です。どこにでもいるようなワニ(人型)の、何気ない日常を4コマ漫画で描き、毎日「100日後に死ぬワニ 〜日目」といってアップされます。

 この4コマ漫画の何が興味深いかと言うと、主人公であるワニは100日後に絶対に死んでしまうのです。しかし、ワニは死にたいなんて思っていませんし、自分が死ぬということも知りません。読者である私たちのみが、ワニが死ぬという運命だけを知って、毎日読み進めているのです。

 漫画の中のワニは、私たちと同じようにご飯を食べて、テレビを観て笑い、恋をして、色々なことに悩むのです。そして、人一倍感受性が豊かで、小さなことに喜び、小さなことに悲しむ、とても綺麗な心の持ち主です。そこに、読者である私たちはどこか惹かれているのだと思います。

 私はこれを初めて読んだ時、衝撃を受けました。こんなに楽しそうに笑っているのに、100日後には死んでしまうのだと思うと、言葉に言い表せない、何とも言えないような気持ちになりました。

 漫画に対する読者のコメントに目を向けてみると、恋をしているワニに対し「今しかないんだから、想いを伝えてほしい!」「後悔したまま終わって欲しくない」といった内容のものが数多く寄せられています。

 実際に私も「もっと積極的に頑張れ!」や「毎日を無駄にしないでほしい」と何度も思っていました。

 しかし、死というのは、私も直面するものであるのに、どこか他人事のように考えていました。ただただ客観的に漫画を読んでいたのです。

 私は1日を無駄にしてしまうことがよくあります。「無駄にしてしまったな。でも、明日があるからいいか」と、楽観的に済ませてしまいます。当たり前のことが当たり前ではないのだと、この漫画を通して痛感しました。

 ここで、私の小さい頃の話をさせていただきます。私は、昔からおばあちゃん子で、幼稚園の時は、毎日送り迎えをしてもらっていました。祖母のことは好きなのですが、時に口うるさく怒られることがあったので、小さい頃の私は腹を立て、「もう話さない!」とよく思っていました。ただ、寝るとそんなことも忘れて、いつもように祖母と話すのです(笑)

 そんな祖母が、私が小学4年生の時に、事故により脳死状態になり、そのまま亡くなってしまいました。本当に突然のことでした。私は成人した姿を見せることも叶わず、祖母に感謝の言葉すら伝えることが出来ませんでした。

 自分自身が死ぬかもしれないと思い、毎日を無駄にせず過ごそうと思っても、死というのは、周りの人に対しても同じように降りかかってしまうものです。周りの友人、先輩、先生方にもしっかりと気持ちを伝えていかなければいけないと改めて強く思いました。

 今(1月23日)の段階で、43日目です。つまり、ワニが死んでしまうまで、残り57日です。私は57日後に、これに関する記事をもう一度書こうと思います。

 たかが漫画かと思うかもしれませんが、私がこうして心を動かされたように、同じような気持ちになる人がいるはずです。この記事を読んでいただけた方で、本当に興味本位で良いので調べてみてほしいです。

 長々と書いてしまいました。最後までご高覧いただきましてありがとうございました。(大久保)

 ※写真は、主人公であるワニです。
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