2月6日味岡小学校での学び(酒井・北神)

画像1
 こんにちは。5期生の酒井と北神です。2月6日に味岡小学校で授業及び分科会に参加させて頂きました。今回はそこでの学びを書かせて頂きます。

********

 改めましてこんにちは。最近花粉の到来を感じている5期生の酒井です(笑)。私は午前中に参観させいただいたことからの学びのうち特に印象に残っている2つのことについて書かせていただきます。

 1つ目は学習規律についてです。観させていただいた多くのクラスが入った瞬間から学習規律の浸透に圧巻される空気感でした。例えば4年生の音楽の授業は先生がひとこというだけで子どもたち主体での発声練習が始まったり、2年生の算数の授業の際には先生が「〜について考えてみましょう。1人でもお隣さんとでも、グループでもいいよ。」と仰ったすぐ後から自然と周りの子とああでもないこうでもないと言いながら考える姿が見られたりしていました。

 1年生のクラスでも誰かが話している時には真剣な眼差しでその人の方を見つめていたり、プリントが配られたらすぐ名前を書いていたりしました。基礎が確実に定着している様子が1年生でも見られとても驚きました。

 学習規律が整っていると教師は最小限の指示で抑えることができ子どもたちが主体的に活動できる時間、授業をつくりあげる時間を十分にとることができると考えられます。私は授業は子どもたちが主となり教師のサポートのもとで作り上げられるものだと思っているので学習規律を整えることはそんな授業を行う上で必要不可欠だと改めて感じました。

 2つ目は児童のつぶやきについてです。今回参観させていただく上で私が意識したのは子どもから発せられる言葉です。発表の際はもちろんですがペアやグループでの交流の際や発表を聴いている時でるつぶやきも立派な発言だと捉えています。

 2年生の算数で早々と答えを書き終えている児童Aさんがいました。その児童の隣の児童Bさんと斜め前Cさんの児童も一緒に考えていたので同じ答えを書いていました。1人で考えていた前方にいた児童Dさんが書き終える頃Aさんは周りの児童と自分の答えが違うことに気が付きどういうこと?と呟いていました。それをきいたDさんは後ろを向いて「だってね…」の説明し始めました。Aさんは「そういうことか!なるほど!」と言って答えを書き直していました。「どうして?」と思ったことをきちんと声に出して言えて、その呟きを聞いて考えを伝えられる実際の場面を見ることができた瞬間でした。

 この他にも「分からない」や「今日ちょっと混乱ぎみだね」などたくさんのつぶやきを耳にする内にこう言ったつぶやきを最大限に活かした授業ができたらなあと思うようになりました。加えて安心して呟ける雰囲気や関係づくり、自分や子ども達がつぶやきを拾い合えるような耳や心を育むためにはどうすべきか知りたくなりました。

 丁度1年前も参観させていただいた味岡小学校でしたが何度訪れてもたくさんのことを吸収できる素晴らしい学校でした。有意義な時間をありがとうございました。(酒井)

********

 こんにちは!五期生の北神です。2月6日に味岡小学校で授業を見せて頂きました。今回はそこでの学びについて書きます。

 味岡小学校で学ばせて頂くのは今回で三回目ですが、いつどのクラスを見せて頂いても、子ども達は先生や友達の話をすごくしっかりと聞いているなと感じます。また、少ない先生の指示で授業が進んでいます。これは、学習規律がしっかりしているからであり、普段からの積み重ねがあるからこそだと学びました。

 少人数で授業が行われている教室では、時計の読み方について学習しており、一人の先生に対してニ人の子どもが学んでいました。少ない人数だと、一対一での指導になりがちです。しかし、その先生は、一人の子どもが発言した後に「これでいい?」ともう一人の子どもに確認し、子ども達の表情を見ながら二人の子どもを繋ぐように指導されていました。少人数であっても通常の授業と同じように、教師は子ども達を繋げることが大事だと学びました。

 6年生の教室では、社会科で、一つの国について調べる学習をしていました。安倍さんが、押さえて欲しいことに加えて、自分が関心をもって調べたいことを書くことができるプリントの構成に気がつきました。私は、一つの国について知るだけではなく、一つの地域について知りたい時にはどんなことを調べると良いのかを学ぶことも大事だと思っています。だから、どの国でも変わらずに知ってほしいことを項目としてあげてどんなことを調べると良いか教え、さらに、子ども達の関心も大切にしているこの方法はすごく良いなと思いました。それに気がつくことができる安倍さんもさすがだと思います。私も一年後にはそれぐらい授業を見る力をつけられるよう頑張りたいです。

 体育館では、体育で、4、5人のグループに分かれ、ボールを投げてコーンを動かすゲームをしていました。グループの人数が少なく、一グループにつきボールがいくつかあるため、子ども達の待ち時間が少なくて常に動いていました。どんなに質の高い授業でも運動量が少ないと力をつけることは難しいため、運動量が多くなるように教材やグループの人数を工夫する必要があるということを学びました。

 提案授業は、苦手だと感じる人が多い算数の単元の授業でしたが、教師主体の授業ではなく、子ども達とのやりとりを大切にされている授業でした。授業を見せて頂いて、授業の最後に子ども達に何を言わせたいか、どうなってほしいかということから授業を考えていく重要さを改めて感じました。そのために、ICTを使ったり教材を用意したりするということを忘れないようにしたいです。また、子ども達がどこまで理解しているのかを把握し、子ども達の理解度に合わせて授業を考えることも大事だと学びました。そのためには、教材研究を十分に行い、何通りか指導方法を考える必要があるなと思いました。

 玉置先生、味岡小学校の先生方、貴重な学びをさせて頂きありがとうございました。(北神)

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30